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とりあえず 凄かったです … 。 なんか 、 その 怖いような 表現の仕方 、 伏線 が やばくて 鳥肌立ってます !!
めっっちゃ長い&END2パターンです!!話がもうごっちゃごちゃになってると思いますけどすみません許してください😉🙏
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図書室を飛び出し、沢山走ってやっと中間ぐらいに着いた。
涼架
またどこかであの化け物に出くわすかもしれない。
すごく怖い、でも元貴をこれ以上巻き込みたくない…!
それにやるって言ったからには何とかしないと…
ガタンッッ!!
涼架
前見ないで走ってたから崩れて倒れていた鉄の塊に足をぶつけてしまった、
涼架
どこかに隠れないと!!
でもロッカーがぐしゃぐしゃになってて入れない!!
涼架
ものすごい速さでこっちに向かってくる。
涼架
はやく、早くどこかに!!!!
涼架
何故か明かりがついている教室がある。
あそこは、音楽室?
涼架
扉を開けて勢いよく転がり込む。
何故か音楽室だけはいつもの音楽室と変わらないみたいだ。
涼架
…それにしても、なんで音楽室だけいつも通りなの?
普通音楽室なんて怖くなるポイントだよね?!
でもそんな事より、
涼架
普段なら絶対にしないけど床に寝転んだ。
…この音楽室は、元貴と初めて出会った場所だからすごく思い入れがある場所だ。
僕がピアノを引いていたら元貴がたまたま入ってきて、そこから話すようになった。
最初は元貴と2人だったけど、元貴が若井を紹介してくれてそれからここで集まるのが楽しみになっていた。
だからその場所が嫌なものに変わっていなくてすごく安心した。
涼架
涼架
涼架
涼架
…、このままじゃダメだ。
僕が何とかするって決めたんだ。
涼架
思い切りほっぺを叩いて気合い入れ直して扉に手をかけた。
涼架
元貴が使ってた言葉だ。元貴の言葉は不思議と勇気が湧いてくる。
だからそのままの勢いで音楽室を飛び出した。
足音をなるべく立てないように走っていると、何故かどんどん建物が古くなっていった。
涼架
もしかして昔の学校に戻っているのか、それともそれより前にあった建物に…
かなり進んで行くと、やっと屋上?に続く階段が見えてきた。
涼架
階段を登ると空気がひんやりとしていてかなり怖い。
涼架
涼架
気がついたら鏡のある踊り場まで来ていた
涼架
…確かに、鏡がある。でもそれは神社にあるような…
でも姿見のような大きさだ。
涼架
涼架
…パニックになってるのかもしれない、元貴が待ってるから鍵を探して戻ろう。
涼架
涼架
涼架
恐る恐る覗くと、いつも通りの僕が立って居た。
涼架
鏡から離れようとすると何故か手にカギを握っていたことに気づいた。
涼架
涼架
急いで元貴が居る図書室に戻ろうと振り返ると、あの化け物が立っていた。
涼架
涼架
慌てて周りを見渡すも、隠れられるような物は何も無い。
涼架
終わった…。
化け物が僕の方へゆっくり進んでくる。
涼架
覚悟して目を瞑ると、化け物は僕の方なんか見向きもせずにそのまま鏡へ進んで行った。
涼架
突然鏡の前で震えながら叫び出した化け物に気づかれないよう、こっそりと歩きそのまま走って図書室に向かった。
涼架
化け物が鏡に囚われてる間、僕は全力ダッシュをして元貴が居る図書室へ戻ってきた。
行く前にはなかった大きな引っかき傷のようなものがある。
もしかしたら化け物が開けようとしたのかもしれない。
扉を開けると元貴がソワソワしながら歩き回っていた。
涼架
元貴
元貴
元貴
僕の姿を見るなりすごい怒った顔で怒鳴ってきた。
涼架
元貴
元貴
涼架
元貴
言葉にするのが難しいのか、険しい顔で固く手を握っている。
涼架
涼架
そういうと、元貴は大きくため息を吐いた。
元貴
元貴
元貴
元貴
元貴
涼架
足を見ると、あのぶつけた時に切ってしまったのか結構血が出ていた。
涼架
手先が冷たくなっていく感覚がする。
元貴
びりびりっ
涼架
元貴が突然カーテンをちぎり始めた。
涼架
元貴
そういうと元貴が傷口を見始めた。
涼架
元貴
元貴
足を見ると、包帯のようにまかれて
涼架
元貴
涼架
自分を責めるように言う元貴の肩を掴んで否定する。
元貴
涼架
落ち込んでる元貴の目の前に昇降口の鍵を差し出す。
元貴
元貴
涼架
涼架
そこであった出来事を言うと、元貴は少し考える表情をしたけどすぐにいつもの表情に戻った。
元貴
涼架
ドアから顔だけ出して化け物が居ないことを確認して外に出る。
涼架
元貴
振り返ると元貴はまだ図書室に居た。
涼架
元貴
涼架
元貴
涼架
教えるためにわざわざ残っててくれたのか…。
ドアに貼り付けていた御守りを取るとやっと元貴も出てきた。
元貴
涼架
あまり音を立てない為に喋らずに進んで行く。
遠くからまだ化け物の声が聞こえる気がする。
涼架
元貴
涼架
元貴
涼架
やっぱり元貴にはバレバレだな。
元貴に感心しながら歩くと突然1枚のメモ用紙が落ちてきた。
「全てを疑え」
涼架
元貴
涼架
元貴
元貴には見えないようだ。
でも何故か伝えちゃダメな気がする。
涼架
元貴
元貴と少し話したりしなが歩いていたらやっと右に曲がって真っ直ぐ行くと昇降口、左に曲がると階段につながる場所まで来た。
元貴
ズズ…ズズ…ッ
元貴
化け物のが来た、でもここにはロッカーが無い。
元貴
元貴
元貴の手を取ろうとすると、
化け物、が必死に僕の名前を呼んで叫んでいる。
涼架
元貴
突然の展開に頭がついてけない。
涼架
校訓…
涼架
元貴
元貴
元貴
元貴
元貴
元貴
元貴
元貴
元貴
どっちを選びますか? ①昇降口 ②屋上
・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・
①昇降口
涼架
目の前に居る元貴の手を取る。
そしてそのまま走り出した。
化け物は動けないのか、そこから追いかけてこなかった。
涼架
元貴
顔を上げると昇降口の目の前に居た。
涼架
涼架
涼架
元貴
僕が喜んで手を取ってブンブンするけど元貴は何故か反応が薄い。
涼架
喜びで言葉が出ないのかなと心配になり覗き込むとパッと笑顔になった。
元貴
元貴
元貴が鍵を刺した。
ガチャリ。
元貴が扉を開けたのを見てすぐに外に飛び出した。
涼架
すると、なぜか黒い影みたいな物に手足を縛られて動けなくなってしまった。
涼架
涼架
まだ校内に居る元貴に叫ぶと何故か興奮したような顔でこちらに近づいてきた。
涼架
元貴
突然笑いだした元貴にびっくりして居ると、うっとりとした顔で僕の頬を撫でてきた。
涼架
元貴
元貴
涼架
相変わらず僕の頬を撫でながら話している。
いつもと明らかに違う元貴が怖くて腰が抜けそうになる。
元貴?
涼架
…校訓?
っまさか、
元貴?
涼架
今まで、一緒に居たのが…偽物…?!
…待って、だから突然現れたし体は異様に冷たかったの…?!
影が僕のポケットからお守りを抜き取りそのまま燃やしてしまった。
涼架
涼架
霊体って事は、死ぬってこと…?!
涼架
涼架
黒い影にじわじわと首を絞められながら僕は後悔した。
あの時、怖い見た目だから悪いって決め付けなければ良かった。
そして、時々感じていた違和感をもっと気に止めるべきだったって。
涼架
もう、後悔しても、遅い…けど…
………。
-END-
②屋上
涼架
考えろ、どっちだ…!!
あいつ、校訓のことを…
っ、見た目で、判断するな…そういえばさっき全てを疑えって…
なにかヒントはと思ってポケットを探ると手になにか刺さった。
涼架
取り出すと鏡の一部が入っていた。
涼架
涼架
元貴
見た目に囚われるな僕…!
涼架
鏡をパスすると化け物が顔の前に鏡を向けた。
ヒビが入って色んな方向に写っている鏡の1部に見慣れた元貴が。
涼架
元貴
元貴に手を引っ張られそうになると、それよりも先に化け物?が僕の手を引いた。
涼架
…掴まれてる腕に、嫌悪感はない。
むしろ、暖かくて…
涼架
涼架
元貴
涼架
目の前の元貴にお守りを投げつけると
ジュワッッ
元貴
お守りが当たったところが焼けたようにただれ始めた。
涼架
化け物?の方を見ると元貴が焼けただれた所が普通の体に戻っていた。
元貴?
無理やり連れて行こうとする元貴?を止めたところで僕はもう1つのお守りを顔に投げつけた。
ジュワァッ
元貴?
そして化け物だったものを見ると、予想通り人の顔に…
???
涼架
化け物の顔が、元貴になっている。
元貴?
目の前の元貴?がいつも見せないような表情で怒鳴っている。
涼架
???
…僕は、屋上に行く。この元貴と。
涼架
涼架
元貴?
涼架
元貴?
涼架
涼架
涼架
そう言い切ると、目の前の元貴だったものがどんどん溶けて今度はこっちが化け物の姿になった。そして化け物の姿だったものが元貴になった。
元貴
涼架
僕が本当の元貴に抱きつくと同時に後ろで化け物が黒い影を沢山出した。
涼架
元貴
涼架
手を差し伸べられ掴んだ手は安心する温もりだった。
自我を失いかけてるのか、言葉がカタコトになっている。
だけど足元にお守りが落ちていてなかなか進めないみたいだ。
涼架
元貴
階段をかけ上る途中で影が何度も邪魔してくるけど何とか避けて登り続ける。
元貴
下からものすごい勢いで階段を上る音が聞こえてくる。
涼架
元貴
勢いよく開けたさきは、どよんだ空気に包まれた屋上。
元貴
…もしかして選択間違えた?
元貴
元貴
涼架
…元貴は、こういう時にこういう言葉を言ってくれる人だった。
ゲームしたいって言うのは、欲に忠実な悪だってわかりやすいポイントだったんだ。
涼架
元貴
元貴と手を繋いで屋上の縁に立つ。
すると、後ろの屋上の扉が思いっきり吹っ飛んだ。
元貴
影が僕の方に伸びる。
元貴
涼架
手を握り直し2人で屋上から飛び降りる。
怖くて目を瞑っている僕をギュッと抱きしめる元貴。
地面が近づいてくると下の方から眩しいけど暖かい光が溢れてきた。
目を覚ますと、家では無いベッドで眠っていた。
涼架
涼架
ガバッと体を起こすと目の前が薄暗くなってそのままベッドに逆戻りした。
涼架
滉斗
滉斗
若井の声がする。
元貴
涼架
元貴
元貴
涼架
安心したら涙が沢山こぼれてきた。
滉斗
滉斗
元貴
涼架
あまりにも怖かったから子供のように泣いてしまって恥ずかしい。
でも体が言う事聞かなくて涙が止まらない。
すると元貴が僕をギュッと抱きしめた。
元貴
涼架
元貴
元貴
元貴
悔しそうに言う元貴の背中にそっと手を回す。
涼架
涼架
しばらく2人で帰ってこれた現実に感傷に浸っていると、若井がうずうずしながらつっこんできた。
滉斗
滉斗
元貴
滉斗
滉斗
目の前でワイワイしてる2人を見て帰ってきたんだなと感じる。
もう、どんな理由があっても絶対に夜に学校に行こうなんて考えない。
それに見た目で判断するのは絶対にやめよう。
そう心に誓って僕は2人の声をBGMにまた少し眠る事にした。
-END-