好き

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初兎に詰め寄る男性二人。さすがに初兎も危ない…どないしよ…ここは人通り少ないし…

こっちに来ながらスマホをフリフリと振っている。余裕そうな、相手をバカにしたような顔をしている。しかし肩で息をしている様子だが…走ったのだろうか…

りうら…！！危ない！！相手は殴ろうとしてる…寸止めならまだいいけど当たったらたまったものじゃない…

だからりうらは肩で息をしていたのか…初兎が急に走り出してそれを追いかけたら大変なことになってて…って感じか…

振り返るとそこには走ってきた様子のまろがいた。さっきのりうらよりも辛そうに肩で息をしている

そう言って初兎の後ろに隠れる。初兎の方が身長が高いから隠れることが出来る。怖くて初兎の服を掴んでしまう

すると服を掴んでいた手を優しく取って手を繋いでくれる。優しそうに微笑んでくれる。強ばっていた心が緩んでいく

連れられるまま初兎と一緒に歩く。りうらも後ろから着いてきてる。振り返るとまろが打ちひしがれてながら俺を見ていた

そんなまろを避けるように俺は歩いた