ないこ
らんらんの中は、
ないこ
牢獄?みたいなところに閉じ込められてて、
ないこ
その閉じ込めてるのが、その、いるまだった。
いるま
はあ?どういうことですか?
ないこ
俺もよくわかんないんだけど、
ないこ
心の中ってものは、その人の印象に残った場所とか、瞬間だったり、
ないこ
その人の精神状態によって変わってくるの。
ないこ
ほら、ARKHEは真っ暗な空間だったの、
いるま
じゃあ、ARKHEは、
いるま
前の世界でも、いい思い出・嫌な思い出が残っていなかったから、
ないこ
そんなことはないと思うんだけど、
ないこ
それよりも、『きつい』『苦しい』のほうが勝ったんじゃないかと思うの。
いるま
じゃあ、らんは、前の世界で、監禁?されてて、
いるま
それが一番印象に残ったってこと?
ないこ
多分。
いるま
マジかよ。
LAN
俺、皆にとって邪魔?
いるま
ら、LAN、
ないこ
違うよ!違うからね!
ないこ
らんらんは、邪魔なんかじゃないし、
LAN
でも、俺は、
ないこ
らんらんの心の中にいた子から、伝言を頼まれたの!
LAN
伝言?
ないこ
うん!だから、自分のことを否定せずに聞いてほしいの。
LAN
分かった。あと、ごめんなさい。
いるま
すぐ謝るな。なつからも言われただろ。
LAN
そうだった。
いるま
覚えてるなら、いいぞ。
LAN
うん。
ないこ
それで、伝言のほうなんだけど、
LAN
聞かせて。
LAN
俺は、多分、自分のことを理解したような気持になってるだけで、
LAN
しっかりと理解してないと思うから。
ないこ
分かった。
ないこ
心の中にいた子からは、
ないこ
『もう苦しまないで。君がどんなにつらい思いしたかは、わかんないけど、』
ないこ
『今の君がいる世界では、きっと幸せになれる。』
ないこ
『だから、自分の好きを追求して、好きな人と一緒にいて、』
ないこ
『僕より幸せになって。』
ないこ
って、言われたよ。
LAN
なんで?なんで?(ポロポロ
いるま
ら、らん、大丈夫か?
ないこ
らんらん?!
LAN
あれ?なんで止まらないの?(ポロポロ
LAN
いつもなら、すぐ止まるのに(ポロポロ
ないこ
大丈夫だよ。ゆっくりで大丈夫。
いるま
言いたいことあったら、言っていいぞ。
LAN
なんで?俺より苦しいよね。
LAN
俺よりつらいよね。なのになんで?
LAN
俺は、自分の本心とは一度もちゃんと向き合ったことないんだよ、
LAN
俺は、酷い奴なんだよ、何にもできない『ロクデナシ』だよ、
LAN
『無能』だよ、なのになんで?なんでこんな奴にやさしくできるの?
LAN
普通、こんな奴とっとと捨てるでしょ、
LAN
軽蔑するでしょ、なのに、
LAN
なのになんで?おかしいよ。
LAN
俺の本心だけじゃない!皆だってそうだよ。
LAN
こんな俺、とっとと捨てればいいのに、
LAN
捨てないで、話しかけてきて、普通に接してくれて、
LAN
なんで?なんでなの!
LAN
ねえ!なんでなの?
いるま
らん!
ないこ
らんらん!
LAN
ビクッ
いるま
ごめんな。ごめんな。(ギュッ
ないこ
本当にごめんね。
ないこ
いっぱい我慢してたんだね。
LAN
えっ?なんで?なんで謝るの?
いるま
だって、お前が、こんなに苦しんでるのに、辛かったのに、
いるま
気づけなかった。
ないこ
もっと、早く気づきたかった。
LAN
でも、こんな気持ちは、ここに来てから持ったものじゃないし、
ないこ
でも、それでも!もっと早く気づくべきだった。
いるま
ごめんな。これからは、辛かったらすぐ言え。
LAN
でも、めっ
いるま
迷惑になるとか言うだろ。
LAN
うん。
いるま
俺にとっては、お前が頼ってくれた方がうれしい。
いるま
あと、お前が来た時にやったファンミの重大告知、
いるま
まだ言えてないんだよ。
LAN
そうだっけ?
いるま
そうだよ。だから、
いるま
お前が俺を頼ってくれたら、
いるま
一緒に告知しよ。
LAN
うん!ごめんね。いるま、ないこさんも。
ないこ
いいよ。俺も、らんらんがみんなのことを頼ってくれたら、うれしいな。
LAN
じゃあ、できるだけ、頼ってみる。
いるま
ああ。そうしろ。
ないこ
うん。そうしてね。
LAN
うん!
LAN
色々とありがとね!
いるま
なにが?
LAN
もう!(ムスッ
LAN
本当にツンデレだよね。
LAN
何回も、俺の事助けてくれたくせに。
いるま
悪いって、
いるま
別に、俺が、お前を助けたいから助けただけだからな。
LAN
でた~、いるま先生のツンデレ!
LAN
本当に、素直じゃないんだから!
いるま
お前もだろ。お互い様な。
LAN
え~、なんで?
いるま
少しは自分で考えたろどうだ?
LAN
少しくらい教えてよ!
いるま
やだね~!
LAN
も~!






