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北の国境付近。空間がガラスのようにひび割れ、そこからどす黒い魔素が溢れ出していた。
そら
そらちゃんは空中で静止し、ひび割れた空間を見つめる。
ジェジェ
ジェジェがそらちゃんの隣でスッと右手をかざす。すると、二人の魔力が共鳴し、空に巨大な銀と蒼の魔方陣が重なり合った。
ジェジェ
ひび割れから飛び出してきたのは、禍々しい鎧を纏った「異界の騎士」たち。しかし、彼らが武器を振るうよりも早く、そらちゃんとジェジェの声が重なる。
そら
ジェジェ
そら
ジェジェ
銀色の凍結波動と、蒼色の空間断裂が混ざり合い、一瞬にして騎士たちを「存在ごと」消滅させた。爆発音すらしない。ただ、そこにあったはずのものが、完璧に、静かに消えただけだった。
そら
そらちゃんが微笑んだその時、ひび割れた空間の奥から、一人の小さな少女がふらりと現れた。
彼女は騎士たちとは違い、ボロボロの服を着て、怯えた瞳でこちらを見上げている。
?
ジェジェ
ジェジェは一瞬、冷徹な計算機のような瞳に戻ったが、そらちゃんの願いを感じ取ると、柔らかく微笑んだ。
ジェジェ
そらちゃんは迷わず少女に歩み寄り、その小さな手を握った。
そら
少女はそらちゃんの銀髪とジェジェの蒼髪を見て、安心したように眠りについた。
テンペストへ帰る道中、ジェジェが隣で少しだけ誇らしげに言った。
ジェジェ
そら