この雄英生、ヴィランと特級呪詛師つき

何だろう、声が聞こえる

薄っすらと光が見える

なんだが光が広がって…

どういう事？

私はあの時自殺した

なのに…！

周りには数人の人がいた

手だらけの人、煙の人、おでこに縫い目がある人

そもそもなんで生きてる…

しかもここはどこだ…？

なんでこの人達は知っている！？

術師か…？

いやどっちにしろ呪力をより感じるのは夏油さんか…

どういう事だ？

何故呪詛師とヴィランがいる？

どちらも関係はあまり良くなかったはずだ

ましてや仲良く勧誘なんて

何か裏があるはず

認めてもらいたいだけ

お父さんに認めてもらって、悟達とも仲良くなりたくて…

ただ、そうなりたいがだけ

でも、そう簡単には上手く行かない

どんなに努力しても、説得しても

なにもない

多少努力しても、説得しても

無視されたり殴られたりする毎日

でも、いつかそうなると信じて戦って来たのに

私はこうして

まだ名を知らない者もいるのに

私は泣いた

今まで貯めてた涙がたくさん出た

そして私は

ヴィラン連合に入った