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ﾋﾟ...ﾋﾟ...ﾋﾟ...
万次郎
ﾋﾟｸｯ...
美月
万次郎！
美月
聞こえる？？
万次郎
ｶﾋｭｯ！
美月
え，
美月
何...で？
万次郎は，吸い込むと同時に
吐血した
美月
早く，ベルを鳴らさなきゃ！
万次郎
ﾋｭｰﾋｭｰﾋｭｰ
美月
万次郎！生きて！
ﾋﾟ...ﾋﾟ...ﾋﾟ-...
美月
止まった，？
美月
だめだよ！
医師
佐野さんの容態が
美月
...ついさっき
美月
私の目の前で息を引き取りました
医師
吐血した後が見られます
医師
どう言った状況か教えてください
美月
急に手が動いて
美月
急に息を吸って，そのままｯ
医師
もう大丈夫です
美月
はい
医師
後は，任せてください
美月
じゃぁ，外の空気を吸ってきます
医師
準備が出来次第御連絡いれます
美月
はい
もう声は届かないのね
美月
万次郎のいない世界
まるで透明になったみたいだわ
美月
声...最後に聞きたかったな
そして誰もが知らぬふりをした
美月
私は，どうすればいいの？
何故なら世界が
“呪われてるから”
美月
さよなら世界
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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