今日は本当は
友達(リカ)と遊びに行く約束をしていた
でも、起きた時には幻覚と思い込みで
訳が分からなくなっていた
千冬
あ、リカちゃんが別の部屋で電話してる
千冬
おトイレ行きたい…
千冬
へへ、こんなにフラフラしてたらリカちゃん心配してくれるかな
千冬
あれ?あんな黒い置物あったっけ…?
千冬
じーっ
千冬
なにあれ?ボイスレコーダー?
黒髪の男
そんなに見つめて俺の事好きになっちゃった…?
千冬
!!!!!!
千冬
(え?なに?部屋に?男?どこから?可能性として考えられるのはベランダから?)
千冬
(こわいこわいこわいこわいこわい)
千冬
リカちゃん!リカちゃん!!!助けて!!!助けて!!!(隣の部屋で電話してたよね?)
千冬
あれ?そうだ、いまは家に1人なんだ
千冬
リカちゃんはこれから来るんだ…
(現実の本当はリカちゃんの家に私が遊びに行く約束をしていた)
千冬
ガチャガチャ
千冬
玄関の鍵が開かない…!
千冬
そ、外にもあの黒い男の仲間がいる…!!!
メガネの男
開けろー!!!(ダンダンダン)
メガネの男
お宅さぁ〜騒音メーワクなんだよね
メガネの男
反省してる???
千冬
(さっき、脚がふらついてガタガタ音立てたからだ…)
メガネの男
謝れよー!!!
千冬
(こわいこわいこわい)
千冬
(さっきの部屋の黒い男はどこ行った?)
千冬
ひっ、お風呂場にいる…
千冬
ダメだ玄関からは逃げられない…
千冬
あの黒い男がお風呂場に居るうちにバルコニーから逃げよう…!!!
千冬
(バルコニーにダッシュ)
千冬
(なんとかバルコニーの鍵を開けて外に出る)
隣の部屋の女
おーーーい(隣の部屋のバルコニーから)
↑実際は隣の部屋の人は会ったこともないしその時部屋には居ません
隣の部屋の女
お嬢ちゃんさぁ〜
社会の仕組み分かってる?
隣の部屋の女
ダンダンダン(バルコニーの仕切りを叩く音)
千冬
ひえっ
千冬
(このお隣さんが今までの生活音に怒って男2人を従えてきたんだ…!!!)
隣の部屋の女
こっちはさぁー
ちっちゃい子供いんの
隣の部屋の女
物音立てられたらメーワクなんだよね???
隣の部屋の女
マジ、わかってる?
千冬
ご、ごめんなさい…ごめんなさいごめんなさい
メガネの男
ははは、部屋の中荒らしといたぜ〜
メガネの男
これでちょっとは自分のした事わかんだろ
千冬
(え?玄関?開けられた?
ピッキングとか…?)
千冬
(もうだめだ、逃げなきゃ)
千冬
でも変な男達に殺されるくらいなら自分で飛び降りて死ぬ…!!!
千冬
う、腕の力がなくて左脚を柵の上に持ち上げられない…
千冬
やばいやばいやばい
バルコニーに入ってこられたら逃げ場ない…
千冬
110
千冬
プルル…
警察
こちら警察です。どうしました?
千冬
あ、あの部屋に男が…助けてください…助けてください…
警察
あなたは今どこにいるんですか?
千冬
部屋のバルコニーにいます
警察
それで部屋に男がいるんですか?
千冬
はい、知らない人が
警察
どうやって入ってきたんですか?
千冬
わからないです、バルコニーからかと…!
警察
あなたはバルコニーにいるんですよね?
千冬
そうです…
男から逃げて…
千冬
助けてください
助けてください
助けてください
千冬
(1秒でも早く助けに来て…なんでそんなに冷静に話聞いてるの、早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く)
警察
分かりました、住所はどこですか?
千冬
えっとえっと(住所が出てこない)
千冬
あの、あの、あの公園の正面のマンションです!!!
警察
わかりました。では1人向かわせます。
千冬
お願いします、お願いします
お願いします、助けてください助けてください助けてください