僕の余命は

学校に行った次の日

検査の結果があまりにも悪すぎて

また学校へ行けなくなった

一切泣いてないはずなのにな

ストレスか何かだろうか

まぁいいや、

とりあえず今日は病室で大人しくしてよう

最近色んなことが起こりすぎてるから

今日は頭の整理でもするかな

んーっと、

僕は今涕涙病で、

恋をした状態で泣くと死ぬ

恋をしてなくても泣くと熱が出る

でも前は泣いても熱は出なかった

そしてお母さんが死んだ

理由は自殺

あの時熱が出なかったのは

死んだお母さんからのプレゼント

あとは…

僕には好きな人がいる

僕の好きな人は

僕をいじめから守ってくれた

毎日楽しませてくれた

でも

ある日突然

全部が壊れた

で、桃くんは学校に来なくなって

いじめがエスカレート

そしたら涙が出なくなって

全部どうでも良くなって

泣けない自分が怖くて

もういいやってなって

屋上から飛び降りた

でもお父さんが助けてくれた

そういえば

なんでお父さんは

僕が飛び降りようとしてる事に

気づいたんだろう

やっぱ凄いな。

僕もお父さんみたいな

誰でもすぐ助けに行ける人になりたい

強くなりたいな

なんか眠くなってきたな

少し仮眠しよう

ごめんね碧

ようやく分かったのに

やっとたどり着いたのに

ごめんなさい、

この声

お母さんさんでしょ

なんの話？

気づけたってどういうこと？

ごめんね、

碧

大丈夫だ

俺が絶対助けてやるからな

もう少し待っててな

え

その声、！

その日から

僕の身体が回復することは無かった