芹那
芹那
・微R ・本人様にはなんの関係もありません ・地雷さんご注意ください
俺はりうらが好き。
赤
桃
桃
赤
赤
こんな風に、無自覚に好きだと言ってしまうくらいには大好き。
桃
やっぱりいくら見てても飽きないや。
天然で、でもかっこよくて、弟みたいに可愛い大切な俺の彼女。
今だって、ため息をついている割にはちゃんと耳が赤く染まってて、それを隠すみたいに耳を触ってる。
桃
赤
赤
赤
ぴゅーっと風呂場へ消えていったりうら
桃
…俺に見られすぎて居た堪れなくなったってこと?
桃
桃
桃
赤
ばしゃん、と頭から冷たい水を被る。
赤
心臓がヒュッと跳ね上がるほど寒い。
赤
そして連発するくしゃみ。
流石に冬に冷水を被るのは馬鹿すぎたみたい。
冷水の温度を上げ、シャワーが温まるまでぼーっと待つ。
桃
赤
熱を帯びたようなないくんの声が脳内に流れてくる。
赤
ないくんと付き合う前はこんなんじゃなかったのに。
ないくんと付き合ってから、一度あの快感を得てしまったら
俺のことが好きで好きで堪らない、愛おしい
そんな感情が声から溢れ出てきて
でも、まだりうらにはそれを受け止められるような心の余裕はない
赤
赤
りうらだってないくんが好き。
かっこよくて優しくて、仕事してる時はしっかりしてて年上なのに、オフはご飯を食べるのが好きで笑いのツボが浅い男の子。
そして、いつでもりうらのことを大切にしてくれる人
かっこよくて好きすぎて、耐えられなくなりそう
冷たい水を被っても、まだ顔が熱いままなのがわかる。
赤
赤
赤
赤
ぽそりとつい本音が溢れる
その声は1人きりの浴室にはよく響いて、自分が恥ずかしくなった
赤
赤
めっっちゃりうらとセックスしたい
襲いたい、抱きたい
桃
桃
ソファに寝そべり、くしゃりと髪を握る
顔を赤くして部屋から出て行ったりうらの顔が忘れられない
無意識に本能が反応したのかなんなのか、ゆるりとソコが熱を持ち始める
桃
そんな時に限って、"そういう妄想"しかできなくなるのは何故だろう
そういえば、この前りうらが今の家に泊まりに行った日があった
正確に言えば、子供組のお泊まり会。
あの日の夜、りうらが俺に電話をかけてきてくれて。そのまま夜中まで話し込んじゃったんだよね。
たまに横から冷やかしの声が入って、その度に「うるさい」って2人を追い払うりうらが可愛くて
その後、電話越しに聞くりうらの声や息遣いががなんともエロすぎて。
桃
ガチガチに勃った自分のモノを、りうらをぶち犯す妄想だけで余裕で3回は抜いた。
桃
あの歳でセックスのことを知らないはずはないが、なんとなくりうらに手を出すのは気が引ける。
この手でりうらを汚してしまう気がするから。
りうらとは未だキス止まり。
でも、付き合ってから…というか、付き合う前からりうらのことずっとオカズにして抜いてます、ごめんなさいりうらきゅん。
桃
赤
リビングの扉を開けると、えらく静かだった
それに、ソファに座っていたはずのないくんの姿が見えない
赤
ソファに座ろうと正面に行くと、寝そべったないくんを発見。
ドアの位置からはソファが後ろからしか見えなくて、気付かなかったようだ
赤
赤
つんつん、とほっぺをつついても目を開けないないくん。
遊び心でぐりぐり指を押し込むと、んーっと眉間に皺を寄せた。
赤
赤
いっぱい話したかったのに、とほんの少しだけむっとする気持ちはあるが、仕事三昧の彼がちゃんと休息をとってくれていることに安心して。
赤
桃
赤
赤
桃
赤
赤
上半身を起こすないくんを見ながら、水を飲もうとコップに注ぐ。
桃
赤
両手に握ったコップの片方をないくんに渡す。
桃
コップを受け取り、それを飲む…かと思いきや、何故かこちらを見つめてくる。
赤
桃
桃
赤
桃
急な「かわいい」発言に思いっきり咽せ返り、挙句コップの中の水までもないくんのズボンにぶっかけてしまった。
赤
桃
桃
赤
こんな時までそんなこと言って、と半ば振り切るようにタオルを取りに行く。
でも流石に水をぶっかけたのは申し訳ないかも。
赤
赤
桃
赤
ないくんの足元に屈み、硬直したないくんの膝を持ってぐいっと足を開かせる。
桃
赤
足の間に入り込み、濡れて色の濃くなったスウェットをタオルでぽんぽん叩く。
赤
ある程度ないくんの太ももあたりを拭き終え、床の水も軽くタオルで拭き取る。
赤
桃
赤
桃
顔を手で覆うないくんの指の間から、赤くなった頰や耳が見え、ギラリと光る瞳と目が合う
赤
いつもと違うないくんの雰囲気を感じて、思わずびっくりしてしまう
ないくんの太ももに置いたままの手をきゅっと握りしめた。
桃
赤
桃
あーもう、と頭を抱えるないくん
赤
どさっ、と音がして、視界が反転する
赤
すぐに目の前に影がかかって、その元凶であるないくんを見つめる。
桃
赤
顔の横にないくんの手が置かれてるのを見て、「押し倒されてる」ってやっと理解した。
赤
桃
桃
ないくんの手がりうらの頰をするりと撫で、背筋がぴくっと跳ねる。
なんでだろ、でもなんか、
桃
そう名前を呼ぶ彼の雰囲気が、いつもと違う
赤
桃
赤
ぎりぎり手首に力が込められる。
赤
桃
赤
急に息ができなくなる。
息を吸おうと身を捩るとないくんに手首を握られ、痛くてろくに抵抗もできない。
赤
最初は唇が触れるだけのキスだったのに、息を吸おうと少し口を開いた瞬間に舌を入れられる。
自分より年上で身長も高いないくんに力で叶うはずもなく、口の中がぐちゃぐちゃに犯されていく。
赤
桃
桃
やっと口を離されたかと思いきや、口に溜まった唾液をじゅるっと吸われる。
赤
ビリビリ頭に電気が走って、体が勝手にぴくぴく跳ねる。
赤
独特の脱力感とふわふわする頭。
キスだけでイってしまった自分の体に驚く。
桃
桃
桃
はっと我に帰ったように狼狽えるないくん。
桃
赤
桃
桃
りうらの上から飛び退き、ぴゃっと部屋を飛び出したないくん。
赤
いきなり1人になったので、とりあえず身体を起こす。
なんとなく唇に触れてみれば、まだ彼の香りが残っている気がして。
赤
いつもより激しいないくんに興奮したこと、キスだけで呆気なく達してしまったことが恥ずかしくなる。
赤
赤
そんなことを言いながら、お腹の奥がきゅんと疼くのを感じた。
桃
やらかした。
引かれないように、怖がらせないように、壊さないように、ヤる時はゆっくり甘やかした事しかなかった。
なのに。
桃
ふっと理性が切れて、地面に押し倒し無理やりキスまでしてしまった。
桃
自己嫌悪に駆られ、りうらへの申し訳なさが込み上げてくる。
桃
桃
桃
桃
乱れたりうらを見て興奮したのか、思い切り勃ち上がった俺のソレ。
このままじゃりうらの元になんて帰れるわけがない。
桃
はぁ、とため息をついて服を脱ぐ。
浴室に入ってしまえば声は聞こえないだろう。
桃
言葉とは裏腹に、脳内でぐちゃぐちゃに犯されていくりうら。
桃
申し訳ないとか思ってたはずなのに、また3回抜いた。
コメント
2件
めちゃいいです!!良ければ続きが見たいです👉👈
とても可愛かったです(((o(*゚▽゚*)o))) こういう初心系大好きなんですよ(*^ω^*) ありがとうございました!(´▽`)