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暗
ここは､､､
お母さん
目が覚めたのねっ
お母さん
良かったわ
お母さん
すぐ先生を呼んでくるから
優先生
目が覚めたんですね
優先生
君は車に引かれたんです
優先生
覚えてますか？
暗
､､､はい
優先生
脳に異常はないようですね
優先生
しかし傷がまだ完治していないので2週間ほど入院しましょうね
お母さん
分かりました
優先生
診察の時間だよー
優先生
ねぇ、少し聞きたいことがあるんだけどいい？
暗
､､､いいですけど
優先生
君は何で車に引かれたの？
暗
､､､
暗
何でそんな事聞くんですか？
優先生
ちょっと気になっただけ
優先生
何か困ったことがあったら言ってね
優先生
よしっ、今のところ傷は順調に治ってきてるよ
暗
そうですか
樹
やっほー
樹
見舞いに来てやったぜー
優人
お前車に引かれたんだって？
優人
そのまま死ねば良かったのにな笑笑
暗
､､､
樹
はやく学校来いよ
樹
いじめるやつがいなくて暇してんだわ
優人
またいじめてやっからさ
優人
それかはやく死ね
樹
じゃあな
優先生
屋上で何してるの？
暗
､､､別に
優先生
屋上っていいよね、風が気持ちよくてさ
暗
先生は何で僕なんかに構うんですか？
暗
僕が患者だからですか？
優先生
うーん､､､
優先生
それもそうだけど、ちょっと違うかな
優先生
ただ気になるんだよ
優先生
1人の人間として
暗
どういう意味ですか？
優先生
君が車に引かれたのは偶然なんかじゃないでしょ
暗
､､､
優先生
君の傷のでき方が普通とは違ったんだ
優先生
君はわざと車に引かれたんじゃない？
暗
そうですと言ったらどうするんですか？
優先生
やっぱりそうだったんだね
暗
憐れんでるんですか？
優先生
違うよ!!
暗
じゃあ何だっていうんですか!?
優先生
､､､
暗
結局はみんなこうなんですよ
暗
同情して可哀想だねで終わり
暗
だから、僕は!!
優先生
待って!!暗君!!
暗
はぁはぁ､､､
車
プップー
優先生
危ないっ！
暗
なんで、なんで、止めるんですか？
優先生
ダメだよ、死んじゃ
暗
いいじゃないですか！
暗
僕なんて生きてても何も意味がないじゃないですか
優先生
そんなことないよ
優先生
生きてる意味がない人間なんていないよ
優先生
暗君はちゃんと必要だとされてるよ
暗
嘘だ、そんなの嘘だよ!!
優先生
嘘じゃない！
優先生
ほら､､､
お母さん
暗、なんで、ここにいるの？
暗
お母さん､､､
お母さん
どうして車に飛び込んだの？
暗
なんでお母さんがここにいるんだよ
お母さん
暗が走ってるのをみて追いかけてきたのよ
優先生
これで分かった？
優先生
君は大事にされてるんだよ
お母さん
何があったの？
お母さん
話して、暗
暗
僕は友達からいじめをうけてたの!!
暗
車に引かれたのも、僕が死のうとしたから
お母さん
何ではやくそれを言わなかったのよっ！
暗
言ったらお母さんは困るじゃん
お母さん
そんなことあるわけないでしょ！
お母さん
自分の子供が困っているときに何もしない奴なんて親失格よ
暗
ごめんなさい
お母さん
お母さんも気づいてあげれなくてごめんね
優先生
ほら、言ったでしょ
暗
ありがとう、優先生
優先生
もう明日には退院だね
暗
はい
暗
優先生色々とありがとうございました
優先生
良かった、暗君の笑顔が取り戻せて
優先生
もう自殺さんて考えちゃダメだよ
暗
はい
暗
僕、将来大人になったら医者になりたいですっ
優先生
頑張ってね
優先生
医者になった暗君見てみたいな
暗
絶対に医者になって見せます！
優先生
楽しみにしてるね
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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