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藤澤
藤澤
若井
若井が振り絞った声で言う
若井
大森
大森は自分が帰ったら 若井が何をされるのか 考えてしまう
大森
若井
大森は 若井の近くに駆け寄ると ぎゅと手を掴む
大森
若井が泣きそうな顔になる
大森
大森が言葉を続けようと 口を開くと 藤澤が舌打ちをした
大森
若井
2人とも咄嗟に藤澤を見る
足元を見ていた藤澤が ぱっと顔を上げると 大森のお腹を足で蹴り上げた
大森
若井
蹴りが入る前に 腕でお腹を守る それでも腕に強い痛みが走る
大森
心臓の鼓動が早くなる 大森は肩で息をしながら 藤澤の次の行動を探る
若井
若井
若井が泣きながら 藤澤の腕を掴む
一方、大森の心の中は 若井を守る為の正義感で 燃えていた
大森
大森
大森は藤澤を睨む 藤澤も大森を 恨めしそうに見つめる
大森
大森
藤澤
藤澤が乾いた声で笑う
藤澤
藤澤
藤澤は若井の腕を振りほどいて 大森に向かっていく
藤澤
藤澤
大森
大森は藤澤の圧に 少し後ずさる
藤澤
藤澤
藤澤の大森の顔を ぐっと掴んで 瞳を覗き込む
大森
藤澤
藤澤
藤澤
藤澤の瞳に吸い込まれる 身体の力が抜ける 耐えられず、床に座り込んだ
大森
藤澤
大森
大森の声色がみるみると 涙声に変わっていく
大森
大森
瞳から涙が溢れる
藤澤はそんな大森の様子に 少し動揺する
藤澤
藤澤
藤澤は膝を折って 地面に座り込むと 大森を抱きしめる
藤澤
藤澤
大森
大森
藤澤
大森
突然、大森がふらっと 地面に倒れ込む
藤澤
大森
藤澤
ヨーグルトに混ぜた 精力剤と薬の効果が 今、やって来たようだ
藤澤
藤澤
藤澤の声が頭に響く 背中がやたらビリビリとする
大森
大森
大森は苦しそうに肩で息をする 藤澤の上着をぎゅっと掴む
藤澤は若井を見る 2人も同じものを食べたはずだが 今の所、とくに変化は無い
藤澤
藤澤
若井
藤澤
藤澤が大森を抱えると 大森は、ばたばたと動き回る
大森
藤澤
大森
大森
大森が顔を両手で覆う 涙が藤澤の腕に落ちる
大森
大森
大森が少し 舌足らずな口調で嘆く まるで子供みたいだ
大森
藤澤
大森
大森
藤澤
大森
大森
大森が腕の中で泣きじゃくる
藤澤
藤澤
藤澤は寝室に移動して 大森をベットに下ろす 大森の顔は涙で ぐちゃぐちゃになってしまっている
藤澤は大森を落ち着かせようと 胸をポンポンと軽く叩く
藤澤
藤澤
大森
藤澤
しかし、なかなか泣き止まない
藤澤
藤澤
藤澤が立ち上がろうとすると 大森は首にしがみつく
大森
大森
藤澤
さすがの藤澤も 困ったように頭を搔く
藤澤
藤澤
若井
若井はリビングに戻って 冷蔵庫から 水を1本、手に取る
若井
若井は手元の水を見て、呟く
若井
若井
若井はあんな甘えられ方 された覚えがない
若井
若井
若井
どうしても埋まらない差に 若井は少し苛立つ
若井
若井はため息を吐きながら 寝室の扉を開ける
すると、藤澤が暴れる大森の 腕を抑えつけながら 無理やりキスをしていた
若井
大森
顔を背けて嫌がる 大森の顔を掴んで 口内にぬるりと舌を入れる
大森
若井が戻ってきていることに 気がつくと ぱっと大森から口を離す
藤澤
藤澤
藤澤が荒れた呼吸を 隠すように笑う
藤澤
若井
若井が大森を見ると 大森は呆然としながら 天井を見つめている
藤澤
藤澤がペットボトルの キャップを開ける
大森の肩をそっと 支えながら座らせた
藤澤
大森
藤澤が大森の口元に ペットボトルを持っていくと 大森は素直にそれを飲む
藤澤
意外と喉が渇いていたのか みるみると水が減っていく
藤澤
藤澤はペットボトルの角度を 突然、上に傾けた 大量の水が口に流れ込む
大森
大森はペットボトルの 飲み口から唇を離す
大森
大森は口の中に入っていた 水をほぼ吐き出す
大森
藤澤
藤澤
藤澤
藤澤
若井
咳き込んでいた大森が 若井の腕を掴む
大森
大森
藤澤
藤澤
大森は髪が顔に張り付くほど 汗をかいている
藤澤が額の熱を 手のひらで測る
大森
藤澤
若井
藤澤
藤澤
藤澤が若井に 冷たい目線を向ける 雰囲気がピリつく
大森
大森
大森
若井
大森は、にこっと笑う
大森
若井
若井は俯きながら答える
若井
若井は走って寝室から出ていく
藤澤
藤澤は若井の後ろ姿を 見ながら呟く
藤澤はすくっと立ち上がると 扉に近づく カチッと寝室の鍵を閉めた
大森
藤澤
藤澤がにっこりと振り返る
藤澤
藤澤がベットに上がってくる
大森
大森は後退りながら 首を振る
藤澤
大森の背中に壁が当たる
大森
藤澤の手を避けるように 今度は壁伝いに逃げる
藤澤
大森は気がつくと 部屋の隅に追いやられていた
大森
大森
藤澤が壁に手を付く 本格的に壁と藤澤の腕に 挟まれて動けなくなる
大森は逃げ場を奪われて 無駄に右往左往とする
大森
藤澤
大森は息を飲んで 藤澤を見つめる
藤澤が顔を近づけて来たので 大森も顔を後ろに下げると 後ろの壁に頭をぶつけた
大森
痛みに気を取られていると 藤澤の唇がとんと当たる
大森
藤澤の舌が大森の唇をなめる
大森
大森
大森は震える手で 口を抑える
藤澤
藤澤
藤澤は 口元を抑えている手を取って ぎゅっと繋ぐ
大森
泣きそうになりながら 答えると 藤澤がじっと大森を観察する
藤澤
藤澤
藤澤が再び、唇を重ねる
大森は身体の震えを 抑えようとするが どうしても抑えられない
藤澤の舌が口内に入ってくると 頭がぐらっとした 大森の呼吸が早くなる
大森
藤澤の指がシャツの 1番上のボタンを開ける
大森
藤澤の舌が 口内の上側を撫でると 身体がビリッとした
大森
大森の身体が跳ねる
大森
大森は藤澤の胸を 強く押そうとした しかし、うまく力が入らない
大森
藤澤
藤澤が笑う
藤澤
藤澤
大森は心底 傷ついた顔で藤澤をみる
藤澤
藤澤
藤澤が慌てて訂正する
大森
藤澤の胸元に触れていた 大森の腕がストンと落ちる
大森
大森
大森が震えた声で 気持ちを吐露する
藤澤
藤澤
大森
藤澤
大森
藤澤
藤澤はそう思われて当然だと 思いながらも少し傷つく しかし、大森は首を振った
大森
大森
大森は俯く
大森
大森
藤澤
藤澤
大森
藤澤
藤澤は大森の耳を触る 大森の肩が跳ねる
大森
藤澤
藤澤
大森
藤澤
藤澤の目線が大森とぶつかる 藤澤が息を飲んだ雰囲気がする
大森
大森が口元を腕で覆う
藤澤
藤澤
大森
藤澤
大森
大森がもぞもぞと 体育座りをして顔を隠してしまう
藤澤
藤澤は困惑しながら 大森を見つめた
コメント
16件
若井さんんんんん!!どうなっちやうの!てかなんで若井さんはこんな状況でもかっこよくヒーローみたいにいれるのーー!?!?
あの涼ちゃんを困惑させるほどの力があったとは…流石大森さん。そして、若井さんはどうなっちゃうのか…気になる🫣🫣
今回のお話でりょさんを見る目が変わったというか…。 実はりょさんが凄く苦しんでるようにも見えるんだよな… 若様とかもちくんにしたことを許せるわけじゃないけど 何かどうしてもな理由がありそうで悲しい😭