柊人と愛莉は幼なじみ。 ずっと一緒にいて兄妹みたいに仲がいい。
愛莉
柊人ー!!起きて!
柊人
んっ……
愛莉
はやく!遅刻するよ!!
柊人
うるさい
柊人を起こすのはなぜか私の役目になってた。 でもコイツいつも中々起きない。
愛莉
はやく!
柊人
わかった
愛莉
じゃあ、準備してね!
玄関で待ってるから
玄関で待ってるから
柊人
ん
愛莉
遅い……
柊人
愛莉ー
愛莉
何?遅いよ!?
柊人
ごめん。
ネクタイがない
ネクタイがない
愛莉
は?
タンスの上から2段目だよ!
タンスの上から2段目だよ!
柊人
あー
そっか
そっか
愛莉
そろそろ覚えて!
柊人
ごめんごめん
愛莉
はやく!遅刻するじゃん!
柊人
ネクタイやって?
愛莉
はぁー。
ネクタイぐらい自分で……
ネクタイぐらい自分で……
柊人
やって!
愛莉
わかったわかった
愛莉
はい!できたよ!!
柊人
ありがとう
愛莉
はやく行かないと!
愛莉
はぁ〜
ギリギリセーフ!
ギリギリセーフ!
柊人
よかったね
愛莉
あのね?誰のせいでギリギリだと思ってるのかな?
柊人
ごめん。俺のせいだよね。
もう朝家に来なくていよ。
ありがとな。今まで
もう朝家に来なくていよ。
ありがとな。今まで
愛莉
え、うん。
愛莉
(え?いいんだよね!
よかったんだよね!遅刻しなくて済むもんね!
よかった……?)
よかったんだよね!遅刻しなくて済むもんね!
よかった……?)
愛莉
んっ……
朝?
あ!柊人起こさないと!
朝?
あ!柊人起こさないと!
愛莉
って……
もういらないんだった!
もういらないんだった!
その頃柊人は……
柊人
朝……
柊人
あー。
愛莉居ないのか
愛莉居ないのか
柊人
俺が来なくていいって言ったのに
なんか寂しい。
なんか寂しい。
柊人
前々から思ってた。
愛莉はずっと一緒にいてみんなより特別で、
愛莉がいるとめっちゃ安心する。
この感情がなんなのかずっと分かってたけど……
愛莉はずっと一緒にいてみんなより特別で、
愛莉がいるとめっちゃ安心する。
この感情がなんなのかずっと分かってたけど……
柊人
愛莉は俺の事幼なじみとしか思ってないだろうな。
だから俺のこの感情は隠すべき。伝えちゃいけない。
好きになったらいけない。関係が壊れてしまうから。
だから俺のこの感情は隠すべき。伝えちゃいけない。
好きになったらいけない。関係が壊れてしまうから。
愛莉
ガチャ
柊人
ガチャ
愛莉
(あ、なんだ朝おきれるじゃん。ネクタイ見つけられるじゃん。
ネクタイ自分でできるじゃん。私がいなくてもいいんだね……)
ネクタイ自分でできるじゃん。私がいなくてもいいんだね……)
愛莉
寂しい
愛莉
(気づいたら口に出していた。
柊人と一緒いられないのが寂しいよ。)
柊人と一緒いられないのが寂しいよ。)
柊人
寂しいってマジ?
愛莉
え、えっと
うん。寂しいよ。
うん。寂しいよ。
柊人
はぁ〜。
柊人
俺、ずっと愛莉が好きだよ。
今日だって愛莉いなくて寂しいなって思った。
愛莉が好きだよ。
今日だって愛莉いなくて寂しいなって思った。
愛莉が好きだよ。
愛莉
え、……
柊人
迷惑だよな。
幼なじみとしか思って無かった奴に告られて。
ごめん。好きになってごめんな。
幼なじみとしか思って無かった奴に告られて。
ごめん。好きになってごめんな。
愛莉
まって!……
そこに柊人の姿はもうなかった。
愛莉
好きになってごめんな。か、
嫌じゃなかった。
嫌じゃなかった。
愛莉
嬉しかった。
愛莉
私だって柊人といれなくて寂しかった。
愛莉
これは私も好きって事でいいんだよね?
学校
愛莉
柊人!
柊人
何?
愛莉
はなしあるから聞いて!
愛莉
好きって言ってくれてありがとう!
愛莉
私も柊人の事好きだよ!
大好きだよ。
大好きだよ。
柊人
え?
マジかよ……
マジかよ……
柊人
絶対無理だと思ってたわ。
柊人
これからもよろしくな。
愛莉
うん!







