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名前

あの…助けてくれてありがとうございました

マイキー

……

名前

あ…あの…

何だろう…ジッと見てきて…

はっ!まさか助けたから お金要求される!?

無くはないよね 私の中でのヤンキーイメージだけど

そう私が心の中で考えていると…

マイキー

なぁ

名前

は、はい!?

マイキー

ケガとかしてねぇか?

名前

えっ!?あ、はい!大丈夫です!

マイキー

……ならよかった

マイキー

あんまり女の子が人けのない
場所に居ちゃダメだろ?

名前

う…すみません

マイキー

家どこ?
送っていく

名前

えっ、いいですよ!

名前

助けてもらった上に送るのは
ちょっと……

そう…ただでさえ助けてもらったんだ

何かお返ししないと失礼だよね

名前

あの、送る代わりに
何かお礼をしたいんですが…

マイキー

代わり?

名前

そうです!例えば自転車のサドルがブロッコリーになっててそれを
抜くとか!

マイキー

……俺一応バイクで来てるんだけど

名前

えっ!?すみませんそうですよね!
失礼しました!

確かにヤンキーは 自転車使わないよね…

迂闊だった…!

マイキー

じゃあさこういうのはどう?

マイキー

敬語やめてくんない?

マイキー

何か慣れないし

マイキー

あんた絶対俺より年上でしょ?

名前

え?えっと…君は

マイキー

ほらまたすぐ敬語になる。

名前

す、すみま…

名前

じゃなかった…ごめん…

マイキー

ははっ、それでいいんだよ

名前

って!それより君は何歳なのさ!

マイキー

俺?15歳だけど?

名前

じゅ…15!?

名前

もっと上かと思った…

マイキー

それはどうも

名前

高一くらいかと思ったよ

マイキー

対してあんま変わんねーじゃん笑

名前

そうだね…って私より年下なの!?

マイキー

へー、あんたはいくつなの?

名前

それはね……

名前

って!レディに対して年齢聞くのは
ヤボだと思うけど!

名前

こう見えて高一ですけどね!

マイキー

結局言ってんじゃん笑

名前

う、うるさいわね

マイキー

あ、名前言うの忘れたけど

マイキー

俺、佐野万次郎
あんたは?

名前

えっ、私?

名前

…苗字 名前です…

マイキー

へー!名前っていうのか
これからよろしくな名前!

名前

う、うん…

マイキー

あと、お礼に電話番号教えて?

名前

え、お礼ってさっきの敬語で手を
打ったんじゃ…

マイキー

え?そうだっけ?

マイキー

まぁまぁ、細かいことは
気にしない気にしない!

名前

……

いや、気にするわ!

そう言おうとしたけど 助けてもらった恩だ

お礼の一つや二つ 別にいいか!

こうして私達はお互いの連絡先を 交換した

マイキー

うん、ありがと

名前

こちらこそありがとう

名前

というか女の子の連絡先聞くって…

名前

案外マイキー君もチャラいのね

マイキー

?、いや俺女の子の連絡先聞くの
初めてだけど?

名前

え?

マイキー

……

ドラケン

マイキー!!

マイキー

あっ、ケンチンだ

ドラケン

やっと見つけた…ったく…

マイキー

どうした?そんなに息切らして
走ってきて

ドラケン

どうしたもこうしたもねーよ!
まだ抗争の途中じゃーねかよ!

マイキー

あ、やべすっかり忘れてた

ドラケン

忘れた!?おいおい勘弁してくれよ
総長さんよ

名前

……

今、さらにと抗争というワードが 出たけど…

いや、怖いわ!

ドラケン

ん?あんた誰だ?

名前

えっと…私が男達に
絡まれているところを

名前

マイキー君に助けてもらって
雑談してました

ドラケン

そうなのか…

ドラケン

って!抗争ほったらかして
何しとるんじゃぁぁ!!

マイキー

そう怒るなよケンチン

マイキー

んじゃあ俺達行くから
帰り道気を付けて帰んな?

ドラケン

ほら行くぞ

名前

うん…

マイキー

へーい

そういうと二人は来た道まで 戻ったようだ…

私も帰ろう…

そう思い私は家まで 足を運ぼうとした時…

マイキー

あっ!そうだ!

マイキー君のデカイ声で 私は思わず後ろを振り返る

マイキー

さっき女の子の連絡先聞いてない

マイキー

って言ったけど妹の連絡先聞いてた

私は思わずキョトンとなってしまう

横にいるケンチン君?も 同様にキョトン顔なっている

マイキー

そんだけ伝えたかっただけ

マイキー

じゃあな!

名前

あ…うん…

私は彼等が来た道を戻るのを 最後まで見届けた

ケンチン君っていう人 凄い厳つかったな… タトゥー入ってたし…

名前

まぁでもこれから
あまり関わんないでしょ…

しかしこの考えが甘かった…

この先私の人生に彼…いや

彼等が大きく関わってくることを…

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