12年前1月13日
鹿山希
お誕生日おめでとう千代
鹿山希
今日は千代が大好きなホットケーキ作ろっか
千代(5歳)
わーい!やったー!
お母さんの仕事が終わり
買い物を済ませた帰りだった
鹿山希
…!
千代(5歳)
どーしたの?
鹿山希
ごめんね千代…玄関で待ってて
千代(5歳)
う、うん
鹿山希
ちょっと!なんでアンタがここに居るの⁈
男声
居て悪りぃかよ
鹿山希
アンタたちのことはもう決まったことでしょ⁈
鹿山希
これ以上関わらないで!
男声
帰りが遅ぇやつがそんな口聞いていいのか?あ?
鹿山希
娘に手を出すような人に従わないわ!
鹿山希
早く出てって!
千代(5歳)
(このこえ…まさかパパ⁈)
千代(5歳)
(ママとパパはもうあわないんじゃなかったの?)
男声
テメェ!
ガタ…
バターンッ!!
千代(5歳)
ツ!…ママッ!!
ガチャッ!
鹿山希
や、やめてッ!
狼波幸治
うるせぇ!
狼波幸治
大人しく殺されろ!
千代(5歳)
ママッ!!
私は無我夢中になって狼波にしがみつきました
千代(5歳)
やめて!
千代(5歳)
ママにひどいことしないでっ!
でも…
狼波幸治
チッ邪魔だ!(バシッ!)
私じゃとても抑えられずに
突き飛ばされました
ゴンッ!
ガシャーンッ!!
千代(5歳)
ッ…ッッ…!(ポタポタ…)
台所の戸棚に頭を打って
食器や刃物が落ちてきた
鹿山希
ち…よ…!
朦朧とする意識と血が滲む視界
目の前には母に馬乗りになって首を絞める男の背中
千代(5歳)
(やめて…)
千代(5歳)
(ころさないで…)
近くに落ちていたベタベタの包丁を手に取った
男は私に気づいていない
千代(5歳)
やめてぇー!!
包丁を思いっきり男の背中に突き刺す
ドスッ!
男声
…!
男声
イッ…なに…す…
ドスッ! ドスッ!
千代(5歳)
ああぁあぁぁぁあぁあああ!!!
グサッ!ザクッ!ドスッ!
男声
ギ…や…め…
声が聞こえなくなってもやめませんでした
千代(5歳)
ハァ…ハァ……
鹿山希
…ゲホッ!ゴホゴホッ!
鹿山希
ケホッ…嘘…千代…!
千代(5歳)
ママ…
千代(5歳)
だい…じょ…(フラ…)
鹿山希
千代…
千代(5歳)
(バタリ…)
鹿山希
千代ッ!大丈夫⁈
鹿山希
血が…!あぁ、そんな!
鹿山希
大丈夫よ千代!ママがなんとかするから!
鹿山希
お願い、無事でいて!







