テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主
主
主
主
主
主
餌の時間
タック
タック
ビガジュウ
タック
ビガジュウ
タック
ビガジュウは大食い
餌を残したことは一度もない
僕はすぐにお腹がいっぱいになってしまう
別の日
キキ
ココ
キキ
ココ
キキ
タック
タック
キキとココはよく喧嘩するけど、難しい言葉を沢山知ってて、沢山使っている
また別の日
岩場
みんなが岩場に登ろうとする
だがタックは足を滑らせてしまう
タック
ガシッ
チック
タック
チック
兄ちゃんは僕らの中で1番背が高い
だけど、僕は子供だから1番背が低い
だからいつも僕は兄ちゃんを見上げる
タック
チック
その時、ペペが足を滑らせて転んだ
ドテンッ
ペペ
タック
ペペ
タック
ペペ
タック
ペペが泣いてるところを僕は1度も見たことがない
でも、僕はすぐ泣く
そして毎回みんなに慰めてもらうのだ
タック
タック
タック
タック
タック
タック
僕も早く
早く大人になりたい
ビガジュウ
チック
チック
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
ビガジュウ
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
タック
ビガジュウ
チック
タック
ビガジュウ
タック
みんなが一斉にタックの方を見る
キキ
ココ
ビガジュウ
ペペ
チックはタックの頭にポンッと手を置く
チック
タック
チック
タック
みんなは大人は大変だって言うけど
やっぱり僕は早く大人になりたい
だって
僕は絶対みんなに追いつけないから
いつまでも
みんなの中で僕は子供のままだから
ガチャ
緑川さん
タックは緑川さんにちょこちょこと近づいた
タック
緑川さん
タック
緑川さん
緑川さん
タック
タックは俯いてしまう
緑川さん
タック
タック
タック
兄ちゃんみたいに背が高くて
ビガジュウみたいに沢山食べて
ぺぺみたいに泣かなくて
キキとココのように難しい話ができて
頼りになる大人に
緑川さん
緑川さん
タック
タック
タックは寂しそうに言った
緑川さんはタックの目線に合わせるようにしゃがんだ
緑川さん
タック
緑川さん
緑川さん
タックはキョトンとする
緑川さん
緑川さん
緑川さん
タックは黙って頷いた
タック
タック
僕は考えた
今すぐ大人になれないなら
大人の真似をしようと
餌の時間
ビガジュウ
タック
タック
そう呟いて、残っていた魚を一気に口に入れた
ビガジュウ
タック
そう言ったものの、しばらくしてタックの動きが止まる
タック
ビガジュウ
ビガジュウは慌ててしゃがむ
タック
ビガジュウ
タックは返事もできずただうずくまっていた
キキとココはまた言い合いをしていた
ココ
キキ
タック
タック
意を決して、二羽の間に割って入る
タック
キキ
ココ
ココ
ココ
キキ
ココ
2人は笑った
さっきまでの喧嘩が嘘のように
ココ
キキ
2人はタックの頭を撫でた
タック
今度こそ
タックは岩場を自力で登ろうとした
タック
足をかけたその瞬間
つるり
チック
視界がまわり、体が宙に浮いた
ドサッ
一瞬、エリアが静まり返る
キキ
ビガジュウ
ココ
ペペ
みんながタックの元に急いで駆けつける
チック
無意識にチックに手を伸ばすタック
ふと、ぺぺの様子を思い出した
転んでも平然としていたあの顔
こんなの痛くない
大人なら泣かない!
タックは目に涙を浮かべながら震える声で言い切った
タック
その言葉に誰もすぐ言い返さなかった
キキ
キキ
ココ
ペペ
タックはとうとう我慢できずに泣いてしまった
タック
タック
タック
タック
タック
タック
その場の空気がしんっと静まり返った
五羽は自然と目を合わせる
一瞬の沈黙
それを最初に破ったのはキキだった
キキ
キキ
ココ
チックはしゃがんで、タックと目線を合わせた
チック
チック
ペペ
ペペ
タックは涙を拭いながらみんなを見る
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
ビガジュウ
ビガジュウ
ココ
ココ
キキ
ペペ
タック
タック
そう聞くと、五羽は顔を合わせて
キキ
チック
ココ
ペペ
ビガジュウ
ビガジュウ
チック
チック
タック
チック
まだ赤い目でタックはニコッと笑った
タック
タック
チック
野外エリアには穏やかな笑い声が広がっていた
主
主
主
主
主