夜 寮棟の廊下
オーロラ
エレクトさんの事…?
オルド
彼女は君に対してとても
当たりが強いだろう?差別的な発言や罵倒も、頻繁にする。
当たりが強いだろう?差別的な発言や罵倒も、頻繁にする。
オルド
それは彼女を止められなかった私にも非がある。改めて詫びさせていただきたい。
オルド
…彼女は本来あんなに乱暴な子ではないんだ。
オルド
昔はとても寛容で、眩しいくらいに純粋な子だった。
オルド
しかし彼女がこのままで居れば皆から嫌われてしまう。そんな彼女の姿を見るのはとても心苦しい。
オルド
だから…彼女を以前の様な姿に戻す為、私と協力してくれないかい?
オルド
失礼な事は重々承知さ。けれどこれをきっかけに彼女の君への見方も改善できるかもしれないと思ったんだ。
オルド
私は君達に不仲になって欲しくない。君達の互いの平穏のためにも…
オーロラ
…勿論よ。
オーロラ
私も彼女に私を受け入れてもらいたい。
オーロラ
それに…私と協力してくれる事はとても嬉しいし。
オルド
あぁ…私もさ。
オルド
アーロガント君やエウレカ君にも翌日に会って同じ事を話そうと思うよ。
オルド
今晩はありがとう。
__良い夜を。
__良い夜を。
翌日 休憩室
オルドとオーロラ達3人は、昼休憩を利用し休憩室にて作戦を立てていた。
オルド
廊下で君達に会った時、私はエレクトに呼ばれた。2人きりになった後彼女は“計画”の事を話したんだ。
オルド
要約すると、舞踏会でオーロラ君を陥れるという事らしい。
オルド
残念ながらそれ以上の事は聞き出せなかった。私に邪魔をしないようにとだけ言って、その後すぐに去ってしまったんだ。
オルド
エレクトはアーロガント君やエウレカ君の対策もしているだろう。
アーロガント
成程。この事は本来なら即刻先生に相談すべきだが…
アーロガント
エレクトのことだ。言及を求めてものらりくらりと躱していくだろうな。
エウレカ
それに、皆の目もあるから私達はローラを表立って守れないねぇ…
エウレカ
ローラに何か良くない、変な噂が立っちゃったら困るし…
アーロガント
…エレクトがもし、サリサが襲われたあの事件と関係があるなら
アーロガント
ローラをこの学院から排除する時、手段は選ばないだろう。
オーロラ
うん…でも、彼女を説得するためには私から行動しないといけないと思うの。
オーロラ
ただ、どうやったら彼女を説得できるのかまだ見当もつかないけど…
オーロラ
__また皆の力を借りてもいいかな?
オーロラの目にはには一抹の不安と、それを上回る期待が宿っていた。
エウレカ
もちろんだよっ!ねっ、二人共!
アーロガント
ああ、いつでも頼ってくれ。
オルド
オーロラ君のためにも、エレクトのためにも、君達の力になりたい。
オルド
こちらからも是非お願いさせていただこう。
オーロラ
…ありがとう!
返事を聞き、オーロラの不安も無くなり 晴れやかな表情を見せた。
オーロラ
それじゃあ、皆で考えていきましょう!
昼休憩が終わり、その後の授業も終え自由時間に入った。
オーロラとオルドは人通りの少ない廊下で、作戦に関する話をしていた。
サリサ
『…昼頃に話していた事は聞いていたが__』
サリサ
『やはり、エレクトがどう動くか予想がつきにくいな。宣言も漠然とし過ぎている。』
オーロラ
そうね…ただ、どんな事にも対応できる様な作戦にはしたつもりよ。
オルド
詳しく言わなかったのはきっと、エレクトは私を信用しきっていないからだろうね。
サリサ
『オルドとか言ったか…お主がエレクトにやめるよう言えないのか?』
オルド
言っても全く聞く耳を持たないと思うな…
オルド
あの子、自分の意思が強いから一度自分で決めたら人の事が目に入らなくてね。
サリサ
『全く!面倒くさい奴よのぉ!』
オーロラ
まぁまぁ…とにかく、探ろうにも怪しまれたら困るわ。慎重に行きましょ!
オルド
……作戦会議は舞踏会が行われるまで続きそうだね。






