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Rabbit症候群
それはね 今までずっと一緒にいたかけがえのない存在
一緒にいると安心した存在
例えば、恋人 例えば、親友
ゆうさんは家族
その存在が急に自分を残して消えてしまう
一瞬だよ
そのトラウマから発症する病気
そう それがRabbit症候群
これはRabbit症候群のゆうさんが 依存を克服するまでのお話
ゆう
父
ゆう
母
父
ゆう
いつも通りの仲良しの家族
気づいた時にはもう
遅かった
キキッー(車
父
母
ゆう
ドーン(車にぶつかる
まるで、時間が止まったかのように
全てが真っ白で 理解が出来なくて
何が起こったの、、、?
やっと気づいた時には
ゆう
もう分かってたんだ 無理だってことを
それでも、、、
大好きだから諦めたくなくて
ずっと必死に ただひたすらに
お父さんとお母さんを呼び続けた
ゆう
ゆう
ゆう
それでも何も変わらなくて
mob
ゆう
mob
そっから先は泣きすぎて覚えてない でも
変わらずゆうさんの心の中には 耐えられないくらいの傷が
苦しさが残っていた
事故が起きたのはゆうさんが中学一年生の時
中学生になったのに家族にひっついてばかりだったからこのままで大丈夫なのかってよく周りから心配されたっけ。
事故は 相手側が100%悪い 居眠り運転だったそうだ くわえて飲酒運転もしていたそうで、お酒のせいで眠くなってしまったのだ
ゆうさんの両親は死んだ
なぜ、ゆうさんは助かったのか
それは、お父さんとお母さんがゆうさんの盾になって守ってくれたからだよ
罰金は貰ったし
相手の人に罰をあたえられたし、謝罪ももらった
だけど
ゆうさんはその人に罰を与えて欲しいんじゃない 謝罪なんかいらない
お金なんて欲しいわけじゃない
ただもう 手に入らない
二度と手に入らない
大好きな家族を返して欲しかった
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