電撃の桜

～とある教室～

みかぜがこそっと耳打ちする 丁度その時にみかぜのショートカットよりも少し長い綺麗な髪が俺にふわっとかかる

そう、俺たちは付き合っている

無事に卒業式が終わって 卒業生は解散した

～昇降口～

君は微笑んで 俺の手を引っ張った 2人で校門をくぐる そして家までの道のりを一緒に 歩いていく

そう言ってみかぜは両手を広げて、くるっと回ってみせた。桜に負けないくらい綺麗で可愛いみかぜはいつだって俺をドキドキさせる

今、急に伝えたくなった これからもずっと一緒にいたいということを

こう告げた後の春休み 俺は死んだ。

お母さんがガチャッとドアを開けて部屋に入ってくる

あたしはドアをバタン！ としめる

まさか君が死んでしまうなんて

さよならも言わずにいなくなってしまうなんて

あの出来事から4年が過ぎた

2050年 この時代では、人間をどこかに連れ去っていく「モルフ」という人型の悪魔が現れていた。そんなモルフに対抗するため、 人はユール戦術というものを使って モルフと対峙していた。

そうなんだけどね･･。あ！私はりず。今日から高校1年生なのだがこんな世界なので残念ながら変化のない高校生活の幕開けです。

私は中学生の時と変わらずの席に座った。何の変化もない･･･

みんなが大声で騒ぎ出したその時、 校長先生が教室のドアをノックした。

小川先生がなんとかノックの音を聞き取ってドアを開ける。

転校生らしき人物が教室に入ってきた。

自然と教室に拍手が起こる。

ユール戦術学校の組織であるユール戦術隊。その戦術隊は学校全部で50個。1つの隊で大体6人程度だ。 その中でのトップである隊長が3人いるのだが転校生が選ばれたのは今回が初めて･･･

そして、クラス全員がくじを引き終わり 席を移動を移動させた

こうして転校生の男の子は結構フレンドリーだ。早速うめにも話しかけにいっている。

けいと･･･けいは幼なじみの男子だ とても仲良のいい友達。ちなみにりい、けいとニックネーム呼びなので付き合っているとよく勘違いされるがこれは誤解である。

ほんとに積極的だなあ タイプは違うけど何となく2人は気が合いそう･･･

転校生はいきなり真剣な顔で聞いてきたのだった。