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ブクマ失礼しますm(_ _)m
今日は俺の兄弟の赤について紹介します。
赤は不安障害を患っています。
不安障害って言ってもしっくりする人は少ないと思うから紹介します。
不安障害とは
日常生活に支障が出るほどの不安や恐怖を感じてしまうことです
主な症状は、息苦しくなる、吐き気、めまい、体が震える等があります
赤は特に息苦しくなる、体が震える、ことが多いです
赤はどんな時に不安になるかと言うと
赤は中3、受験生である。
この前聞いた話では赤のクラスの教室は
この時期、進路や受験について沢山悩む時期で、教室の空気がピリついているそう
それが赤にとっては、すごく不安になる要素らしい。
当時、その場で症状は出なかったが,家で思い出したのか,突然過呼吸を起こした
過呼吸を起こすのは兄弟で初めてだったため,正しい対応が出来ず,
救急車に運ばれ入院した.
赤は,生死をさ迷った.
2週間ほどして"赤が目を覚ました"と連絡が入り,職場にいた俺は直ぐに病院に向かった.
その後,赤は色々と検査をし,幸いなにも後遺症は残らなかった.
なぜ過呼吸になったのか,お医者さんと話をすると赤が不安障害を患っていたことが分かった.
前に,不登校になった期間があった.
今は,友達の支えがあって,教室で授業を受けれている.
兄としては,もちろん無理はして欲しくない.
だから,何度も何度も,しつこく,
「無理しなくていい」
「行かなくたっていい」
そう声をかけていた,
だが,赤にとってはそれがストレスだったらしい,
今は,俺たち兄弟には素っ気ない態度を取る.
だけど,俺らは嫌いになったり,無視したりはしない.
…なぜかって?
兄弟みんな,顔は整っている.
もちろん俺も.
だけど,赤は特別かわいい.
見た目とは裏腹な態度に俺たち兄弟はメロメロだ.
そんな俺らの日常を紹介します.
赤は毎朝,長男の紫くんに抱っこされて起きてきます.
夜は不安になり,何度も過呼吸を起こしたことがあるため,紫くんと寝ています.
紫
桃
桃
赤
黄
青
赤
橙
青
黄
桃
紫
俺は中学校の教師をしている.
ちなみに,中学三年生の担任.
ここまでこれば感がいい人は分かるはず
俺は,赤の担任.
なんで赤がこんなにも悩んでいたことに気づかなかったのか,と
何度も自分を責めた.
正直,教室はピリついている.俺もそう思っていた.
でも,赤が悩んでいるなんて思いもしなかった.
今まで,悩みを相談されたことなんてなかった.
溜め込んでいた物が,急に爆発したんだと思う.
だから俺たちは,今まで無理させてた分,これからは沢山甘やかそう,
そう誓った.
桃
先生~おはよ~ございま~す
桃
先生,今日赤は~?
桃
みんな赤のことが好きだから朝学校に来て赤がいなかったら
俺が教室に入った瞬間聞かれる
もちろんバレないように答える
まじか~…
赤に会いたい…
桃
は~い
こんな感じで赤は皆の人気者
男女,学年,関係なく好かれている,
今月だけで告白されてるところを3回も目撃した.
俺のクラスは比較的明るい.
でも,赤がいる方がもっと明るい,俺はそう思う.
一限の授業の終わりのチャイムがなると,廊下がザワザワしている.
なんだろう,そう思い廊下に出ると,
校長と赤が教室に向かってきていた.
その校長は俺の家の長男の紫くんである.
なんで俺が赤の担任を出来ているのかはそういうこと.
赤は朝と違って不機嫌そうな顔で紫くんに背中を押されながら歩いている.
紫くんも顔が整っているため,みんなが騒いでいるのだろう.
紫くんは俺に気づき,
紫
紫
桃
紫
そう言われ赤を渡された.
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
俺が頭を撫でるとあからさまに嫌がり,俺の手をのけた.
俺との会話を終えると,直ぐに教室に入り友達に囲まれていた.
友達と話している赤は兄弟らと話している時よりも楽しそうだった.
五限目の俺の授業の時,
残り10分程で授業が終わる,そんな時に,赤が顔を伏せ始めた.
俺は事前に,"怖くなったら伏せて"と言っていた.
案外真面目だから今までに眠たくなって伏せたことは無かった
だから,発作かなと思い
適当な嘘をついて赤を廊下に連れ出す.
桃
赤
桃
は~い
廊下に出て,少し進んだところの空き教室に入ると
俺とふたりになり,安心したのか床に崩れ落ちた.
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
いつも不安になると過呼吸になり,こっちの声は聞こえなくなる.
聞こえているのかもしれないけれど,"手を握って"と言っても握ってはくれない.
床に崩れ落ちて,胸を抑えて泣いている赤を持ち上げ,近くの椅子に座らせた.
数分後,呼吸が落ち着き,少し咳き込んでいるが,泣き止んだ.
いつも落ち着かせたあとは,少しだけお話している.
桃
赤
桃
赤
朝は頭を撫でると暴れたが,今はそんな気力がないのか暴れなかった.
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
赤の要望で帰ることになり,紫くんに送って貰うため,校長室に向かう.
こんこんこんっ
桃
紫
扉を開けると,椅子に座って,パソコンで仕事をしている紫くんがいた.
紫
紫
桃
桃
紫
桃
紫
桃
紫
紫
赤
紫
桃
紫
桃
桃
桃
赤
その後,橙が来るまで紫くんとお話して,紫くんの安心感で号泣して,
結局橙が来た頃には泣き疲れて寝ていた赤だそうです.(笑
俺が仕事が終わり,帰る頃には17時を回っていた.
がちゃ
桃
黄
青
こいつらは五男の黄と四男の青.
リビングに入ると,
次男の橙がソファーに座ってスマホを弄り,長男の紫くんはキッチンで夜ご飯の準備をしていた
リビングに赤の姿は見えなかった.
紫
桃
桃
紫
紫
桃
そう言われ,部屋着に着替えて赤の部屋に向かう.
こんこんこん
がちゃ
紫くんの言う通り赤はベットでぐっすり寝ていた.
寝息を立てて寝ている赤を起こすのは申し訳ないが,
赤は少食な上,太りにくい体質なため,他の人よりも食べさせないと,
そろそろ栄養失調で倒れてしまう.
赤を軽く叩いて起こす.
赤
桃
赤
桃
赤
そういうと赤は寝返りを打って,向こう側を向いてしまった.
桃
小声でそういい赤を持ち上げる
年の差なのもあり,軽々と持ち上げれた.
赤
赤
桃
がちゃ
起こされたことが嫌なのか,リビングに行くのが嫌なのか,それとも
俺に抱っこされていることが嫌なのか,赤は明らかに不機嫌になっていた.
紫
赤
紫
赤
紫
紫
青
橙
赤は紫くんにとてもと言っていいほど懐いている.
羨ましすぎる.
いただきます
みんなが食べ始めて数分たった頃,赤の手が止まった.
赤
紫
赤
赤
紫
紫
赤
黄
紫
黄
赤
黄
紫
赤
次の瞬間,「ドンッ」と大きな音がした
赤
青
橙
赤
音の方を向くと,おでこから血を出して,座り込んでいた.
目をうるうるさせて,女の子座りをしている赤は男とは思えないほどに可愛かった.
紫
赤
橙
赤
立ち上がって橙の方に向かう赤は心做しかふらついているようにも見えた.
桃
紫
桃
紫
リビングのソファーで橙に手当をしてもらい,ソファーで寝そうになっていた.
紫
赤
紫
赤
紫
紫
橙
紫
紫
紫
青
桃
青
紫くんにお姫様抱っこされ部屋に連れられる.
午後まで学校にいる日は,大抵今日みたいに夜ご飯後に寝落ちする.
午前に早退した日は,お風呂に入って,9時ぐらいに寝て,3時ぐらいに目が覚めるそう.
もっとご飯食べて欲しいし,もっと寝て欲しい,そう思うけど,
今のこの生活で赤は精一杯なのだと思うと,改善しろとは思わない.
思いつきで書いたので オチなくてごめんなさい🥲🥲