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僕のものになりませんか?

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僕のものになりませんか?

1 - 僕のものになりませんか?

♥

354

2022年10月03日

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シロ

暇なんで短めの書きます

シロ

いむしょーかな

僕が中学生だった頃

父親が死んだ

いや。死んだと思うことにした

父親は不倫相手とどこかに行ってしまった

仲良く見えていた両親は、愛し合っていなかった。

父親に見放された母親はおかしくなってしまった

鬱病になって死にたがるようになった

💎

ただいまぁ

ふーっ、ふーっ

💎

ちょっ、母さん!
何してんの!?

💎

早く包丁離して!

学校から帰ってきてドアを開けたすぐそこには包丁を握りしめた母親がいる

やめて!
邪魔しないで!

私はもう死にたいの!

あんな奴がいる世界でいきていたくない!

💎

そんな事言わないでよ!

💎

ほら!
落ち着いて!!

やめて!!

💎

もう、、、やめてよ、、母さん

💎

元に戻って、、、

キーンコーンカーンコーン

💎

っ、、!

💎

(寝てた、、)

💎

夢か

💎

(まあ、正夢に近いけど)

🐇

よ!

🐇

爆睡しとったなぁ

💎

えへへ、昨日夜遅くまで起きてたから

🐇

ちゃんとねえやー

🐇

って、、
泣いてるん?

💎

??

💎

へ??

俺は気づいていなかったが目には大粒の涙が溜まっていた

💎

へ?
あれ?

💎

僕なんで泣いてるんだろ

🐇

え?
どしたん

🐇

怖い夢でもみたんか?

💎

怖い夢、、

怖い夢なのかもしれない

でも、

💎

(しょうちゃんには内緒だから)

僕は涙を袖で拭い、彼の方を見て笑う

💎

ううん!
なんでもない

🐇

そうか?

🐇

ほんまか?

💎

うん!

💎

僕もよくわかんない!

無理に笑顔を作る

笑顔を作るのは得意だ

母さんは僕が笑ってないと悲しむから

すぐに不安になってしまうから

僕は笑わないと

💎

えへへ、、///

🐇

、、、、まあ、大丈夫ならええんやけど、、、なんかあったなら言えや?

💎

うん!
ありがとうしょーちゃん!

🐇

おぉ!

先生

はい!
授業始めるよー!

🐇

ほな戻るわ

💎

うん!

彼になんと言えばいいんだろうか

💎

ふーっ

家のドアの前で深呼吸する

きっと今日も、死のうとしてる

ドアノブをしっかり握りドアを開けた

💎

ただいまぁ

💎

ただいま

💎

って、あれ?
母さんは?

いつも玄関にいるはずの母さんが今日はいなかった

💎

母さん?

リビングに足を進める

💎

お母さん?

やっぱりいない

💎

どこいったんだろぅ

微かに浴室からシャワーの音がする

💎

お風呂入ってるのかな?

💎

ふーっ、

💎

良かった

今日は死のうとしてない

シャー

💎

おかしい、ずっと水が出っぱなし
お母さんが動く音も聞こえない

僕は浴室の取手に手をかける

ガチャ

💎

母さん?

呼びかけた先には服を着たまま浴槽の前に座り込み、片腕を浴槽に入れていた母親の姿があった

何故かぐったりとしていて、そして、、、

片腕が沈む浴槽の中は真っ赤に染っていた

💎

ひっ、、、

💎

か、母さん!!
母さん!!

💎

ねえ!
おきて!!

💎

ど、どーしよ、、

💎

と、とりあえず救急車!

医者

お母さんの容態ですが、命に別状はなさそうです

医者

切り口が浅めだったのと、発見が早かったことが救いだったみたいです

医者

あと少し遅れてたら、ダメだったかもしれない

医者

だから、、、

医者

あなたが気に病むことは無いんです

💎

は、、い、
ありがとうございます

医者

、、、

医者

お母さんに会いますか?

💎

少し顔を見てから帰ります

医者

分かりました

ガララっ

💎

お母さん

いむ、、

💎

体調はどう?

💎

傷口はまだ痛む?

、、、

どうして私を助けたの?

💎

え?、、、

💎

それは

💎

家族だから

💎

家族は、愛し合って、助け合わなきゃだから

💎

昔母さんが言ってたじゃんか

母さんはその言葉を聞くと、さっきまで窓の外を向いていた視線を僕の方に向ける

家族だからなによ!

私たち家族なんか、とっくに壊れてるじゃない!

あの人が出てってから!

私たちはもう家族じゃないわ!

私たちは全員孤独なのよ!

だから、このまま!
これ以上傷つかないように、私の身体は私のものだから、私は私を殺すの!

母さんが声を荒げる

💎

っ、、!

母さんの目は血走って涙が流れていた

その目は昔の輝きを失い、黒く、深く、闇へと沈んでいた

もうほっといて
邪魔しないで
もう二度と!
私の目の前に現れないで。

💎

っ、、、!

俺の顔からは作り笑いが解け、涙が溢れていた

💎

うん。
わかった。
じゃあね、お母さん
僕は家族じゃなくなったんだとしてもあなたを愛しているから
あなたを忘れないから

そう言い残し、僕は病室を立ち去った

外は暗くなり始めていた

夕日をあびながら、家に帰る

僕の居場所なんてどこにもない

今から帰る家だって、俺の居場所じゃない

僕にはもう家族はいない

そんなことを改めて考えているとまた、ボロボロと涙が溢れてくる

大好きだった母親に言われた、「お前とはもう家族じゃない」という言葉は僕の心を深くえぐり大きな傷をつけた

🐇

あれ?
いむくん?

🐇

なんでこんなとこおるん?

🐇

家真逆やんか

聞き馴染みのある低くて落ち着いた声が聞こえる

💎

しょ、、ちゃん?

🐇

よー!!

🐇

って、、、どしたん!!

🐇

なんでそんな泣いてるん?!

💎

ふっうぅ、、

💎

もう、僕ダメかも知んない、、

💎

もうさすがにごまかせないかもしれない、、、

💎

もう感情を抑えるのは辛いよ、、

💎

しょーちゃん、、

弱々しい声で言う

人に初めて伝える本音

どんな反応が帰ってくるのか怖くて、この人にまで見放されることだけは避けたくて、どうにか誤魔化そうとしてたけど

彼の声を聞いたら、つい本音が漏れてしまった

🐇

いむくん、、、

🐇

ちょっと、一旦落ち着こか

🐇

こっちおいで

彼は僕の手を引いて、歩き始めた

僕はしょうちゃんが買ってきてくれた冷たいペットボトルを目にあてながら父さんのこと、母さんのこと、今日のことを話した

🐇

そっか、、

🐇

うつ病か、、

💎

うん

🐇

前寝ながら泣いてたのもその夢を見たから?

💎

たぶん、、

🐇

なるほどねぇ、、

🐇

いむくんはさ、まだお母さんと家族でいたいん?

💎

わかんない、、

💎

僕はまだ母さんのこと好きなんだと思うけど、母さんは俺といても幸せになれないし、いつか本当に死んでしまいそうだから

💎

それは嫌

💎

だから母さんには病院とかの24時間周りに人がいる環境にいて欲しい

💎

母さんが死のうとしなくなるまで

💎

きっとそのうちお父さんよりいい人と出会えるから

🐇

かもな

🐇

確かにこのまま家に1人にさせとったら危ないしな

💎

うん、、

🐇

いむくんは?

💎

へ?

🐇

いむくんはどこに行くの?

💎

僕?

🐇

うん

🐇

居場所がないんでしょ?

🐇

一緒にいる人もいないってさっき言ってたじゃん

💎

うん、、、どうしようかな

💎

でも、母さんといるのは、、、
今はちょっと怖い

🐇

なら、俺のそばにいてよ

💎

へ?

🐇

俺やったら、いむくんを見捨てたり、ひとりぼっちにさせたりせえへんし

🐇

なにより、いむくんをしあわせにする自信がある

🐇

小さい頃からいむくんの笑顔をずっと見てきた

🐇

お父さんがいなくなる前は、いつも最高の笑みを見せてくれて

🐇

一緒にいるとたのしかった

🐇

でもな、お父さんがいなくなったあとからいむくんは嘘の笑みを顔に貼り付けるようになった

💎

っ、、、!

🐇

その反応は自覚ありやな

🐇

俺がもっと前に気づいてれば
もっと前に、相談に乗ってれば

🐇

こんなことにはなれへんかったんや

💎

そんな、、しょうちゃんのせいじゃ、、、

🐇

いや、少なくとも俺にも責任はある

🐇

だから、せめてもの償いとして
俺にいむくんを幸せにさせて欲しい

💎

っ、、、!

🐇

もう二度と泣かせないし
もう二度と1人にさせない

🐇

俺はいむくんを愛してるから

💎

しょ、、ちゃ、、(இдஇ`。)

🐇

あーもう!
今絶対泣かせんって約束したのに!

しょーちゃんは両腕を広げ俺に優しく微笑む

💎

しょーちゃん、、!

小学生の時以来に包まれた彼の腕の中は思ってた以上に大きくて、それでいて暖かかった

🐇

いむくん

名前を呼ばれて彼の顔を見上げ目を見つめる

🐇

俺のものになりませんか?

そんなの決まってる

💎

喜んで!

僕達は誓い合うようにキスをした

この作品はいかがでしたか?

354

コメント

7

ユーザー

いむしょ〜の出会いの物語が読めない(´;ㅿ;`)まぁいいやw物語上手い…

ユーザー

初コメ&フォロー失礼します!! めっちゃ好きです!それと語彙力あり過ぎません?めっちゃ分かりやすいですし内容がスッと入ってきて読みやすかったです!

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