ココネ
前回のあらすじ‼
師匠を殺した凶器?が判明‼でも、
定吉くんの証言にはノイズが....
師匠を殺した凶器?が判明‼でも、
定吉くんの証言にはノイズが....
ナユタ
サトラ!
ナユタ
何を見たかはわかりませんが、
どうせ子供の見たユメ....
どうせ子供の見たユメ....
ナユタ
もういいでしょう....。
あきらめなさい!
あきらめなさい!
ココネ
まだ....まだです!
まだ不協和音が消え切っていません!
まだ不協和音が消え切っていません!
ココネ
わたしは….あきらめませんよ!
裁判長
証人、証言を続けられますかな?
イソダ
ウ….ウン。
ココネ
証言をアップデートします!
イソダ
顔が血で染まった師匠が、
包丁を持って倒れている。
包丁を持って倒れている。
イソダ
誰かが板の上にあった
"生地"を
師匠の顔に押し付けている!
"生地"を
師匠の顔に押し付けている!
イソダ
ボクは体が動かない!
イソダ
こわくて….気を失った....。
イソダ
次に目を覚めると….
イソダ
師匠を殺した人が立っていた....。
ココネ
(定吉くんは真犯人を見た。
これはかなり重要な目撃証言ね。)
これはかなり重要な目撃証言ね。)
ココネ
(だけど、
相当怖かったんだろうな....)
相当怖かったんだろうな....)
ココネ
(….けど....だとしたら、
おかしな感情があるんじゃ….)
おかしな感情があるんじゃ….)
イソダ
師匠を殺した人が立っていた….。
ココネ
ここだ!
ココネ
….定吉くんは
真犯人の凶行を目にしながらも….
真犯人の凶行を目にしながらも….
ココネ
安堵の感情を抱いている….?
ナユタ
証人が見たのは被告人の姿です。
見知らぬ顔ではないでしょう。
見知らぬ顔ではないでしょう。
ナユタ
知り合いの顔を見れば、
多少安堵があるのは当然です。
多少安堵があるのは当然です。
ナユタ
これ以上魂を汚すのはおやめなさい。
ココネ
定吉くん....
....あなたはダレを見たの?
....あなたはダレを見たの?
イソダ
この香り….ボクの好きな….
....香水の香り....。
....香水の香り....。
イソダ
あれは....あれは....
う、うーん....
う、うーん....
ココネ
思い出して!
定吉くん!
定吉くん!
イソダ
う、うーん....
あれは….はうううううう….!
あれは….はうううううう….!
ココネ
さ、定吉くん!
裁判長
証人は医務室に運びました。
裁判長
まったく、今日は医務室が忙しいですな。
裁判長
さて、審理に戻りましょう。
ナユタ
....先ほどのイソダ少年の証言。
ナユタ
被告人の疑いを晴らすには至らなぬと
せっ僧は考えます。
せっ僧は考えます。
ココネ
け、けど....定吉くんの言っていた
香水っていうのは....
香水っていうのは....
ココネ
真犯人のヒントになりませんか?
裁判長
ふむ。とは言え、
香水にもたくさんありますからなあ。
香水にもたくさんありますからなあ。
ナユタ
被告人の整髪料の香りという
可能性もございます。
可能性もございます。
裁判長
たしかに、リッパな
リーゼントでしたからな….。
リーゼントでしたからな….。
ナユタ
証人は5歳児の人格。
ナユタ
香水と整髪料の匂いの
区別がつくとは思えません。
区別がつくとは思えません。
ココネ
(うう….すする君....
カクガリだったらよかったのに....)
カクガリだったらよかったのに....)
ナユタ
....加えて、凶器のソバ生地を
正確に切って麺にできる人物は….
正確に切って麺にできる人物は….
ナユタ
被告人以外に考えられません。
ココネ
(う、うう....
反論しようがない....)
反論しようがない....)
ナユタ
….よって、現場にいたのは....
ナユタ
被告人だったのです!