投稿主
投稿主
投稿主
投稿主
投稿主
投稿主
静かな駅のホームに男2人。
或る異能力者を追う為に色々調査していたものの、運悪く私らもそんな目に遭ってしまったらしい。
太
国
ポスターは5つ。見慣れない歯科医院から始まり、此れ亦た見慣れないフェスのポスターで終わる。
おじさんは変わらず向こうから歩いてくるし、タイルだって変わりない。
国
太
太
私達はくるりと引き返した。
静かな空間に、足音だけが響く。
見ると番号が1になっていた。
吃驚するような速度で国木田君は次々に異変を見つける。
ポスターのサイズ、タイルの違い、消えている扉。
監視カメラが此方を見ていたり。
太
国
そんな他愛ない会話を交わしている。
何か奥の方から水の音がした。
太
国
太
国
太
ただただ走った。
この状況下で変わらず冷静な国木田君が異変ではないかと錯乱する位には可笑しかった。
太
国
国木田君の頬には薄らと汗が伝っていた。
太
8番。
最後を迎えるのは早いな、と少しでも此の状況に愉しさを感じている私がいた。
太
国
太
何かを言いかけたが、眼の前の光景に私は硬直した。
??
何故。
何故死んだはずの佐々城さんが其処に立っているのか。
彼女は六蔵君に撃たれていた筈。
明らかに異変である。
其の中、一人の足音が響いた。
国
国木田君は唖然とした顔で彼女に歩み寄る。
国
彼女。
国木田君が密かに想いを寄せていた相手であり、蒼の使徒。
眼の前の光景に、私は改めて実感した。
??
国
"本命は
私では
ない"
太
私は国木田君の襟を咄嗟に掴んで引き寄せた。
国
必死に抵抗している。
太
知らずに涙が零れる。
国木田君は彼女が好きなのであって、
受け入れ難い現実がこの空間に反映されている。
太
太
私はこの感情を何処に出せば良いのかも分からない。
ただ、取り敢えずは此処から出なければならない。
国
国木田君は頭を抱えている。
涙で見えないホームを、ただ走る。
私は階段を駆け上がった。
太
あとがき
投稿主
投稿主
投稿主
投稿主
投稿主
コメント
1件
あなたは天才過ぎます😭😭フォロー失礼します❗️