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時は現代より、 もっともっと新しい時代。
現代社会の腐った 人間のはびこる地球から、 優れた人種だけを対象に、
宇宙移住計画が、内密に 進められていた。
行き先は、フェビリス。 希望の星。
ここは自然というものが 満ち溢れていた。
大気も、木々も、水も。 全てが美しい、楽園であった。
残された、主に愚民と 呼ばれる人々は、 飢えに苦しみながら 死んでいった。
これこそ政治だ、と、 誰かが言った。
こうして我々は、 他の国などの邪魔者を消し、 新たに国を作ろうとした。
何もかも、正解に思えた。
大失敗だった。
この星は、本当に、 夢のような星だった。
自然の中、ごく当たり前に、 未知があった。