俺は「その日」までをとにかく後悔なく生きようと決意した
いるまと一緒にたくさん出かけて
たくさん話して
本当に幸せだと思った
それでも「その日」が近づいてくることに恐怖を感じていた
毎日夢をみる
あとすこしでいるまを助けられない夢
目の前で4んでしまう
そんな夢
朝起きるたびに泣いていて
怖くて怖くてしかたなくて
そして「その日」がやってくる
紅葉なつ
紫雨いるま
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
紅葉なつ
紫雨いるま
わかってる
意味ないこと
運命は変えられないこと
それでもやっぱり…
少しでもあらがいたかった
夜
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
ふらっ
紅葉なつ
バタッ(倒れる)
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
ヒョイッ(抱き上げる)
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
だめだめだめだめ
行っちゃだめだ!
紫雨いるま
紅葉なつ
どうしよ、どうしよどうしよ、
とにかく、俺も行かないと…
失敗したらいけない
元々4んでるはずの俺が生き残るなんてあったらいけないんだ…
紅葉なつ
紅葉なつ
どこ?どこにいるの?
紅葉なつ
その瞬間一気に世界がスローモーションになった
いるまの方に突っ込んでくる大型トラック
もうあんまり覚えてないけど
「助けたい」
その一心で体が動いていた
キキッーーーーー
ドンッ
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
その瞬間安心した
あぁ、良かった…いるまを助けられたんだ
でももう俺の体は動かせなかった
俺はその時悟った
俺はもう4ぬのだと
紫雨いるま
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
また泣いてしまう
やっぱり俺は泣き虫だ
紅葉なつ
紫雨いるま
紅葉なつ
最後の力を振り絞って俺はキスをした
紫雨いるま
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
ねぇ、いるま
俺、ほんとに幸せだったんだ
ずっとずっと
永遠に続いて欲しいくらいに幸せだった
誰からも愛情を注いでもらえなかった俺に
唯一俺に手を差し伸べてくれたのはいるまだったよ
紫雨いるま
あの後何が起きたのか
もう何も覚えていない
気づいたら家にいて
ずっとここで横になっている
紫雨いるま
俺の意思なんて関係なく涙がとめどなく溢れ出てくる
なつは、
なつはどんな思いでこの2ヶ月間生きたんだろうか
もう食欲もなにもなくて
いっそこのままなつのとこにいけたら
そんなことを考える
そんなとき、
ピーンポーン
と家に鳴り響く
紫雨いるま
ピーンポーン
紫雨いるま
配達員
紫雨いるま
なんだこれ、
なんか頼んだっけな…
紫雨いるま
それはなつから俺宛ものだった
紫雨いるま
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
神様がいるならば
俺の願いを
俺のたった一つの願いを叶えてください
どうか、
どうかなつが安らかに
ねむれますように
数年後
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紅葉なつ
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
紫雨いるま
なぁなつ
そっちで待っとけよ
だいぶ長くなるかもだけど
ちゃんとそっちにいくから
end
コメント
4件
目から水がポロポロ 天才すぎます!