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もう閉じ込める人の居ない牢獄を監視している
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一面の岩盤。そのひんやりとした空気が自分を不安にさせる。
トゥルーマン
右半分は白く、左半分は黒い道化師のような仮面をつけた男がいる。 その傍らには白い妖精がうろついているようだ
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妖精がこちらに目を向ける。その視線は、ただ切なそうで
妖精
妖精がそう呟くと同時に牢獄は静かに崩れていく
貴族の屋敷だろうか? 立派な家と豪華な庭が目の前に広がっている
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先程まで岩盤の部屋に居たというのに、瞬間移動でもしたのだろうか
SP
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黒いスーツにサングラスをかけたヤ〇ザのような男が庭を歩いている。 誰かを探しているようだ
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SP
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俺は庭へと進めていた足を止め、屋敷を出る。 その最中にも思考は混乱していた
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どうして
どうしてあの執事は
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俺と声が同じなんだよ
警部
警官は自転車を止め、懐かしそうにマンションを眺めている
警部
あの事件は探偵に任せたはずだ。 そういえば、今、探偵は何をしているのだろう
警部
警官は信じられないとでもいうようにかぶりを振る
警部
愉快な探偵と助手は何処へ?
死因のわからない死体が転がっていたのはどうして?
■■■■の日記は誰が読んだの?
三人の女がケーキを作ったのはいつの話?
警部
どうして何も思い出せないの?
そもそもこの街は実在するの?
全部架空のものなのに
誰も忘れられなかったのはどうして?
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描いた夢物語が、夢のままなのと同じで
この街も幻想にすぎない
ゆっくりと街は崩壊していく
あとがき
贄
贄
贄はため息をついた
贄
贄
後編につづく!