俺はしにがみくんたちを教室に追い詰めたがしかし奇襲をかけることは出来ない
クロノア
奇襲をかけて仕舞えば偽物の俺を庇って怪我をする可能性があるからだ
クロノア
本来なら声で話したらいいが何故か傷は治っても声帯は治らなかったので他の方法で証明できるものを用意せねばならない
クロノア
クロノア
そんなことを思っていると悲しくなったので先を急ごう
死神
クロノア
ッバと後ろを振り返ったが声の主である死神は姿が見えなかった
死神
クロノア
死神
事情を聞くと死神は元々テレパシーのようなもので相手と話す事が可能らしいが本人ですらもその能力を忘れていたらしい
クロノア
死神
クロノア
死神
俺は利用価値がありそうなので取り敢えず死神の元に向かう事にした
クロノア
クロノア
死神
結論から言おう 彼を助けるのは無理に近い
俺では絶対に破れない少し小さめな檻に閉じ込められてしまっている
クロノア
バンッバンッ!
正確に繋がれている鎖を撃ったが全く傷付いていない
クロノア
ガラガラ
クロノア
死神
ぺいんと
死神が彼をぺいんと言うとは偽物ではなく本物だろうが何故一緒に逃げていたはずの彼が此処に?
ぺいんと
クロノア
その後黒板などで意思表示をしながら少しだけ会話をした
ぺいんと
クロノア
そして何かを決意したようで俺の方を真剣に見つめ手をかざした
すると俺の声は治癒では治らなかったはずなのに声が治った
クロノア
ぺいんと
ぺいんと
先程までだいぶ喋っていた彼はいきなり声を発しなくなってしまった
死神
死神は笑いを必死に堪えている様子で俺に彼の言葉を伝えてきた
クロノア
ぺいんと
首を横に振って教室の出入り口を指差し裾を引っ張った
クロノア
声が出るようになったのは本当にとても大きな進歩だ
しかもこの子もついてくれるらしいので彼らは少なくとも今一緒にいる青目の俺の事を不自然と思うだろう
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
俺は一刻も早くしにがみさん達を助ける為教室を後にした
コメント
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え!?ぺんさん!?ノアさんのためにそこまで…😭