いや、ホントに投稿ばか遅れました すみません… 色々したい事やしなきゃいけないことが多くて… この作品上げたあともしばらく低浮上になるかもしれませんがお許しください…! 長らくお待たせしてしまって本当に申し訳ないです… 待ってくださっていた方、本当にありがとうございます…
…みんなが輝いて見える夢なんて
ちょっとした事でも簡単に壊れる
儚く…そして脆い
…だったら
みんな最初から期待なんてしなければ良いのに。
「裏切られた時は…」なんて
裏切られた時のことを考えるなんて
2人だって…分かってるはずなのに
…疲れるだけ
意味なんかない
期待して裏切られる… 裏切られて傷つく…
そんな事を繰り返すなら
最初から期待なんてしてない時の方が楽だった
…手を差し伸べる人なんて全員偽善者だ
優しい言葉だけかけて…救った気になってるだけ
「そうだよね、辛いよね、わかるよ」
…そんなのは全部自己満足だ
…俺は同情なんて求めてない
結局…みんな取り繕ってるんだ
自分の機嫌を取るために。
俺だって夢くらい…あった
こんな俺でも…死ねない理由は…あった
…というか、死んだらいけない理由が。
…でも叶わないと分かりきっている夢を追いかけ続けるほど… 馬鹿じゃない
自分っていう誰かを…大切にしてくれる人がいたから。
ずっとその人が正しいと信じてた
この人が全てにおいての正解を知ってるんだと思ってた
…今、は…
もう…何も分からない
いるま
偶然開いていた玄関を勢いよく開け
静まり返った彼の家を見渡す
やっぱり居ないか…
脱力し、近くにあった椅子に座る
…本当にあの選択で良かったのだろうか 彼にかける言葉は…本当にあれで良かったのだろうか
あの時…俺は本当は知っていたんだ
あの時…俺がもっとらんと話ができていれば…
帰ってくる度に増える痣も
俺に心配をかけないように笑顔で振る舞っていたことも。
…知ってて…俺は何も言わなかった
あの時の俺は自分の事にいっぱいいっぱいで…
あいつに満足させる事ができてるって思いたかった
…弟が死んだあの日から
その瞬間の決断で悪い方向に進んだら?
…そんなことを考えると怖くてたまらない
俺は何かを自分で決断するのが怖い
また…大切な存在が居なくなってしまったら…?
…嫌だ
嫌だ、嫌だ嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ…
いるま
俺のせいで弟は死んだ
そして今回も…?
繰り返されるのか…また。
また俺のせいで…
いるま
腕に当たってしまった拍子に
机から何かが落ちる音がした
カサッ…
拾い上げてみると、それは丁寧に包装された一通の封筒だった
封筒には宛名も宛先も書いていない
勝手に見てしまっても良いのかという罪悪感もあったものの
やはり好奇心の方が勝ってしまった
ゆっくりと、出来るだけ跡が残らないようにテープを剥がす
中には一枚の紙が入っていた
いるま
いるま
"それ"は丁寧な字で取り繕われた 彼の心の叫びだった
いるま
遺書という名の紙を封筒に入れ直し、自分の胸ポケットに突っ込む
夢を見せたいとか
期待してほしい、とか
俺は1ミリも思ってない 裏切らないから、なんてぜったい言えない
それは…俺だって同じだから
そして"彼"を探しに、外へ飛び出した
いるま
いるま
人通りが少なくて助かった
多分…今俺は相当酷い顔をしてるだろう
すち
みこと
いるま
いるま
いるま
すち
すち
すち
みこと
いるま
いるま
いるま
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こさめ
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こさめ
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暇72
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いるま
すち
みこと
すち
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いるま
みこと
みこと
すち
いるま
いるま
いるま
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いるま
いるま
いるま
なに…意味わかんねー事ボソッと言ってんだよ…?
…もう…何も分んないよ…
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突き出された紙にさっと目を通す
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声優オーディション
上の方に大きく書かれた黒文字を見つける
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誰かと話している大きな笑い声が耳につく
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あれ…
…良くも呑気に お前が殺したくせに
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すち
…?
なんだろう…
俺…この匂い…
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コメント
5件
初コメ失礼します! 一気読みさせて頂きました! このパターンは見た事がなくてドキドキハラハラで鳥肌が止まりませんでした! 息詰まるような物語に頭が追いついていけない…そのくらい主さんの作品はすごいです! これからも体調に気をつけてこのような作品、書いて欲しいです!