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私は絵を描くのが好きだ。
だが、絵を見られるのは嫌いだ。
自分で納得しない出来の絵を他人に 見られる事が苦手だ。
だから自信のある絵意外はすべて見せないようにしてきた。
だが
その日は突然やってきた。
私
私
私
私はいつも6時半ぐらいに起きる。
だがその日はいつもより早く目が覚めてしまった。
私
なんて事を呟きながらベッドから降りて学校の用意を始めた
母
私
物音で起きたと分かったのか母が私部屋まで来たのだ。
母
部屋に入ってくると母は私に挨拶をしながら部屋の中を見渡す
私
母
母の目線が勉強机に向けられる
その上には描きかけの絵を開いて置いてあったノートがあった
私
まさか見られるとは思ってなくて焦りながらそう言った。
だけどもう遅かった
母
そう言って母は私が絵を描いたノートを手に取る
私
私
私
そう言いながら母からノートを取り返そうとした
母
そう言って避ける母
私
母
話すら聞いてくれない
母はそのまま他のページの絵も見始めた
私
次第に言葉が出なくなってきて遂に私は黙り込んでしまった
母
母
やめて。コンプレックスなの。 そう言いたかった
私
言えなかった。どうせ言っても聞いてくれないから。
母
絵を褒めてくれる母
だけど
ちっとも嬉しくなかった
私
そう言うしかなかった
その後、母は満足したようでノートを元の位置に戻した
母
私
母と共に台所に向かう。
そこには少し冷めたおかずが置いてあった
母
私
先程の怒りが込み上げてくる。
それが表に出てしまい、電子レンジの蓋を強く閉めてしまった
母
母
え、私のせい?
更に怒りが込み上げてきて遂に口にしてしまった
私
私
そういうと母も怒ってしまって
母
母
褒められても嬉しくなかった
そう言いたいけど言葉が出ない
母
母
なんで私が悪いの?
なんでお母さんが正しいの?
人の物を勝手に見といて?
なんで?
なんで?
なんで??
チーン
母
早く食べて部屋に戻ろう
そう思ったのに母は私が食べてる途中にも文句を言ってくる
ご飯が喉を通らない。ストレスのみが募っていく
私
ふと目にした調理用バサミ
あれを手にさせば母は反省してくれるかな
そう考えたけどできなかった
私は無理してご飯をかき込み、部屋に戻った