赤
桃
カタオモイ。
#1
ずっと思ってた
君のこと。
俺、今でも君のこと___。
-入学式ー
青
赤くん!!見て!!おっきな桜の木!!
そう嬉しそうにぴょんぴょん跳ねながら桜の木を指さしたのは親友の青ちゃん。
赤
そうだね笑
赤
なんでそんなに元気なの笑
青ちゃんらしいや、なんて思いながら桜の木に近づこうとした。
桃
おい
赤
えっ?
桃
その木に近づいたらだめ。
赤
え、?なんで…ですか、?
桃
…。
赤
は、?
そう急に話しかけたのはピンク髪の青のカラコンを入れたチャラい人。
顔は…悔しいほどにかっこよかった。
まあタイプじゃないけど、笑
青
赤くん、!さっきの人知り合い?
赤
いや?全然知らない初対面だよ笑
青
へー…へんなの
赤
急にあの木に近づくなとか言ってたし
青
はあ?笑何それ笑お前の木じゃねーっての笑
赤
ほんとになんだったんだろ笑笑
俺はこの出会いが大変なことになるなんて思いもしなかった。