幽霊の君と、春を奪った僕へ

そして、何度も俺を殴ってくる

いたい、いやだ、やめて どうして…？

もう、いやだ…、死にたい……

いじめられ、先生も見て見ぬ振り

毎日、毎日、どんどんいじめは酷くなっていっている気がする…

俺は、どうして生きているのだろう、 死ねたら…、楽なのにな

やっと、学校が終わった…

俺は、公園へ向かう

この公園はよく夢に出てくる その夢では、 俺は走っていて、誰かを追いかけている その少年は、振り向くと俺を睨みつける 毎回同じ夢だ でも、はっきりとは覚えていない

俺には生きてる意味なんてわからない…

少年は驚いたように、俺を見つめる

その少年は、俺の夢によく出てくる少年だった

仲良く…？ そんな言葉、言われたの初めてだった おれと？仲良く？

…仲良く、なれたらいいな…

少しだけ、生きる希望を見つけれたような、気がした…

俺とハルとのこれから、そして「過去」をまだ俺は知らない