/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
シェアする/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
手に入れるのが勝利なら
手放すのは敗北でしょうか？
？？
今宵語るはある少女のもう1つの物語…
？？
少女を救えるのは一体誰なのでしょうかねぇ…
立香
んん…ふぁぁ…
立香
…朝
ふと、傍にあった時計を眺める
立香
え？まって…遅刻じゃん？！
急いで着替え、パン1枚を口に放り込む
立香
いっへきまーふ!!!(行ってきまーす)
立香
っふぅ…間に合ったぁぁ…
遥陽
あー！立香！！！
遥陽
今日遅かったね〜、なんかあった？
立香
んーん。寝坊しただけ
立香
で、そういう遥陽は早いね〜
遥陽
ふっふっふー…実はねぇ
遥陽から話を聞く
立香
えぇ〜…なにそれ
立香
ヤンキー来るだけで早く来るの…皆？
遥陽
立香は分かってないなぁ〜…イケメンだよ？？？
立香
いやいや、イケメンでもヤンキーだよ…？
遥陽
そこはいーの！
立香
で、誰が来るの？
遥陽
えっとねー、六本木を仕切ってるカリスマ兄弟の、灰谷蘭と竜胆だって！！
立香
…わからん
遥陽
すっごく格好良いのよ！！
立香
それでさ、なんでその人達がこの学校に来るの？
遥陽
うーん、風の噂だけどこの学校の誰かを見に来る？偵察だとかうんとか…
立香
なにそれ…ますますその人達の事が分からない…
キーンコーンカーンコーン
立香
あ、授業始まっちゃう…移動教室だし
遥陽
あれ、なんだっけ授業
立香
えっと、理科
遥陽
じゃ、この話はまた後で！
そして6時限目を終え下校
立香
よし、帰るか。結局灰谷うんたらさんは謎のままだったな
？
へぇ、その話"俺ら"にも聞かせてよ♡
立香
え？
私は全速力で走った。 なぜなら相手の手に"警棒"が握られていたからだ
？？
兄ちゃん。あいつ捕まえる？
？
ん〜。そうすっか♡
立香
ﾋｪｯｯ
立香
((このままじゃ…死ぬ…！))
と、思った瞬間立香の、手の甲が真っ赤に光った。
立香
っ、…！？
立香
令呪…
立香
は、…
ふと、□□□□の英霊達のことを思い浮かべた
立香
――――告げる。
少女は言った
立香
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
立香
聖杯の寄るべに従い、人理の轍より応えよ
立香
汝、星見の言霊を纏う七天
降し、降し、裁きたまえ、天秤の守り手よ―――！
降し、降し、裁きたまえ、天秤の守り手よ―――！
と。少女が詠唱を終えた瞬間あたり一辺が光に包まれた
その光の中から、妖しげに微笑みながらも見守る男の姿が見えた
？？？？
僕の名はオベロン。喚ばれたからには力を貸すとも。心底、気持ち悪いけどね？
立香
オベ…ロン…
オベロン
ははははっっ！！いいねその顔！
オベロン
その絶望した顔…実に愉快だ
立香
っ、…オベロンっっ!!!!!!!!!
オベロン
は？？？？
少女はオベロンに抱きついたのである。 オベロンは思った。 "は？？"
立香
怖かった…寂しかった…
オベロン
っ、へぇ。君が弱音を吐くなんてねぇ…で？そこのお兄さん達は？
立香
！？！？
後ろを向くとそこには、さっき追いかけて来てた人達が居た
立香
ぅ…
オベロン
…君たちかい、マスターを怯えさせている奴は。
？？
は？
？
そんなの知らねぇよ。気に入ったから連れ帰ろうとしてるだけなんだけど〜？邪魔しないでくれる？
オベロン
それはこっちの台詞だよ。
マスターをこんな風にしていいのは、
マスターをこんな風にしていいのは、
僕だけなのに
立香
お、オベロン…
オベロン
マスター…いや、立香は下がってて。邪魔だから
立香
うん…
？
へぇ、殺るの？
？？
っ、兄ちゃん！！！
？
どーした竜胆〜？
立香
((竜胆…？あの灰谷うんたらの…という事は…))
オベロン
さぁて、君たちをどうしようか…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
