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9月のある日──
蒼真
茜
今日でアンサンブル校内選考会まで2週間をきった
校内選考で大会に出られるのは4組
アンサンブルのチームは全部で9組
言うまでもなくバチバチだ
それはさておき…
最近は練習を頑張っているし、息抜きに(?)パーカスの掃除をすることになった
蒼真
茜
茜
きっと「後でやりましょ!」とか「これくらい大丈夫よ!」と流される気がする
というか、流されてきたのではないだろうか
掃除と言えども、今回のアンサンブルで使う楽器はドラムとビブラフォンという鉄琴くらいだから、演奏には全く支障がない
でも、ゴミ屋敷くらい散らかっている 掃除をしない理由はない
蒼真
しばらく掃除をして、綺麗とは言えなくても普通くらいには片付いた
蒼真
茜
そうま先輩はとても真面目で綺麗好きなのだとわかった日だった
掃除を終えて、休憩することになった
そうま先輩とお喋りをするチャンスでもある
先輩とお喋りしたくて仕方がない私は、ずっと疑問だったことを聞いてみることにした
茜
蒼真
茜
それは本当に嬉しいけれど、少し違う気がする
茜
蒼真
蒼真
蒼真
茜
茜
茜
私はそうま先輩を静かに見つめた
そうま先輩が、逸らしていた視線を私に向ける
蒼真
茜
蒼真
蒼真
蒼真
蒼真
蒼真
蒼真
茜
蒼真
蒼真
茜
この前のそうま先輩のように、同じ編成の人を説得してそうま先輩を引き入れたんだと思う
でも、それはそうま先輩がずば抜けて打楽器が上手いからだとも思う
茜
蒼真
蒼真
蒼真
そう言ってそうま先輩が視線を逸らした
茜
そんなの、謝られることじゃない
そうま先輩も優しい
むしろ、優しすぎるくらい
茜
だから言わなければ伝わらない
茜
蒼真
茜
茜
茜
そう言って先輩を見ると先輩が赤くなっていた
蒼真
茜
やっぱり先輩は優しい
茜
みどり先輩とそうま先輩に近づけるように
寂しい思いをさせないように
茜