嫌いでした。

ガチャ

なんとか家まで辿り着けた、

しかも今日からだし、

猫宮先生にも言っとこ...

帰りたいです、そう言いたいところだが

猫宮先生にも迷惑は掛けたくない

ここは恐怖という感情を無くそう

その日から

後を付けられてる感覚が日に日に増した

怖い、怖い

勇気をだして振り向いて見たが

誰も居なかった....？

でも、...

見えた気がする、

家に帰ってもずっと考えていた

暖色系だったら...ｯ

いや、全く別の人かもしれない

それでもそわそわは止まなかった

ストーカーの特徴を話そうと思ったが

迷惑がかかるかもしれない

そう思って言葉を飲み込んだ

先生には迷惑かけないように

この問題は僕一人で解決しよう

心配そうに見つめる先生を背に

小走りで寝室に向かった

見間違いじゃ無ければ、

いや、時には考えすぎないようにすることも大切

その日はあまりよく眠れなかった

ガラララララ

ドタドタドタッ

そう言ってりうちゃんが指さした方を見た

そこには家の中で猫宮先生と話している時の写真

それが黒板の前に貼られていた

どうしようどうしよう

みんなも僕を見てヒソヒソ何かを言っている

無理があるような嘘をつく

正直離れられるかと思ってたから良かった、

今日も色々あったな、

猫宮先生にも多分知れ渡ったし

なんて言おっかな...

そう思いながら靴箱を開ける

...

ガチャ

その中には画鋲が入ってた

そう言い急いで靴箱を閉じる

ガチャ

ここから6時まで1人か、不安だな~

ガチャ

猫宮先生が早く帰ってきた

やっぱ知られてたか、

僕には猫宮先生の言ってる事が全く分からなかった

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