俺が病気だと言われたのは
中学1年の冬だった
最初は少しの違和感だった
零ちゃん!
零
はい!
零
バン!
ナイス!
零
あ、ありがとうございます!
零
…?
零
(なんか違う気が)
?どうかしたのか?
零
あ、いえ、
体調不良?
零
ううん、大丈夫だよ
だけど、少しずつそれは
俺を蝕んでいった
零
フラ
零
あ、
っと、大丈夫か?
零
あ、はい、
!
お前!
どっかした、え?
れ、れ、零ちゃん?!
零
え?
え?じゃないって!
!確かに、零は、もともとオッドアイだったけど、そんな色じゃ、
お前、自分の顔見てみろ
[鏡を渡す]
零
え、
監督
!
監督
零、今すぐ保健室に行ってこい
監督
お前も一緒に行ってこい
!はい!
零ちゃん、行こ?
零
え、あ、はい
先生
!今すぐに病院に行ってくれる?
零
え?
先生
顧問の先生には言っておくから、行ってきて!
零
え、あ、はい
俺はこの時、どうせ何も無く、いつも通りの生活を送れるんだろぉなぁ
という、軽い気持ちだった
けれど、現実は、甘くなかった
先生
西条さん
先生
あなたは〇〇という病気にかかっています。
零
え?
先生
この病気は身体に大きく影響を及ぼします
先生
この病気は人それぞれで影響される場所や個数などが違います
先生
西条さんの場合だと、右目はどんどん見えなくなっていくでしょう。
先生
失明とまでいくのか、いかないのかも先程も言った通り人それぞれなので、検討もつきません
零
み、右目はどうなんですか?
先生
左目に関してはまだ、症状は出ていません。
先生
なので、左目と同じようになるのか、ならないのかも検討がつきません
零
…そうですか、
零
あの、バレーは、バレーは出来ますか?
先生
!
先生
すみませんが、確実に続けられるという保証は…
零
そうですか、、
先生
ですが、私たちも、西条さんが幸せな人生を送れるよう、最善の手を尽くします!
零
ありがとうございます
先生
それで、少し面倒かもしれませんが
先生
西条さんにはこれから定期検査を受けてもらいたいのですが
零
はい、分かりました
先生
でしたら、後ほど連絡をしますので。
零
はい、
零
今日は本当にありがとうございました。
先生
いえニコ
零
ただいま
零
ボフ
零
…グス
零
なんで、なんで俺が泣
零
俺はただみんなとバレーをしたいだけなのに泣
この時は、本当に絶望していた。
けれど
零
ブッブーブッブー
零
?泣
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通話
00:00
零
え、〇〇先輩?泣
黒狐
こんにちは
黒狐
キリが悪いですが、終わりです
黒狐
えと、中学校時代の零の写真は番外編として後々紹介させていただきます。
黒狐
あと、毎回、コメントをして頂いて本当にありがとうございます
黒狐
これからもよろしくお願いします