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零シリーズ

23 - 第拾陸話#水籠温泉一縷荘からの脱出

2020年08月30日

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Moka/萌佳

ーーー水籠温泉一縷荘 3階ーーー

Moka/萌佳

蜘蛛の巣が沢山張ってるな…

Moka/萌佳

…なんか、いかにも落ちそうな床…

Moka/萌佳

…何か落ちてる。

ーーー水籠温泉一縷荘についてーーー 大正元年に建てられた昔ながらの 温泉旅館です。 日本庭園があり、優雅なひと時を 過ごせることが出来ます。

Moka/萌佳

とても人気な旅館だったんだ…

Moka/萌佳

どうして、寂れてたんだろ…?

Moka/萌佳

Moka/萌佳

…あれ、なんだろ…

3階の314号室には、 背の高く、美しい女性が立っていた。

Moka/萌佳

(…とても綺麗…)

???

???

ない…

その女性は、探し物を している最中だ。

???

私の___がない…

大事な部分が聞き取れなかった。

Moka/萌佳

(一体、何を探して
いるんだろ…?)

私は、近付こうとする。

Moka/萌佳

…え…っ…?

その時、私は見てしまった。

その女性の頭は、 脳が丸出しでとても グロかったことを___

Moka/萌佳

気持ち悪い…

それは、長く見てられる物ではない。

Moka/萌佳

Moka/萌佳

(聞こえなくなったかな…?)

後ろを向く。

どうやら、上手く撒いたようだ。

Moka/萌佳

…あ、そうだ…

Moka/萌佳

4階行かないと…

Moka/萌佳

エレベーターを探さないと。

私は、エレベーターを見つけ 上の階に行くボタンを押す。

Moka/萌佳

Moka/萌佳

…早く、降りてこないかな…?

???

???

???

…ねぇ。

誰かに話しかけられたような 気がした。

???

???

私の___知ってるんでしょ?

???

そうよね、知ってるわよね。

Moka/萌佳

…え、え…?

???

あなた…

Moka/萌佳

わ、私…?

???

あの人の連れ子なんでしょ___

Moka/萌佳

私は、目を覚ます。

Moka/萌佳

あれは…夢…?

…あの人の連れ子って…

一体、どう言うこと…?

Moka/萌佳

エレベーターは、4階に 上がっていく。

ピコンッ

Moka/萌佳

(…着いたのかな?)

扉を覗いてみる。

Moka/萌佳

(途中で止まってる…?)

Moka/萌佳

(もしかして、
閉じ込められたの…!?)

その恐怖が脳裏に焼き付く。

Moka/萌佳

あれから、私はずっとエレベーターに 閉じ込められていた。

Moka/萌佳

どうしたら、出られるのかな…?

???

???

…亜心奈死。

ふと、誰かの声が聞こえた。

Moka/萌佳

亜心奈…?

Moka/萌佳

『死』は大体分かるけど…
この3文字は一体…?

Moka/萌佳

Moka/萌佳

…もしかして、この3文字って…

私は、脳内変換する。

Moka/萌佳

Moka/萌佳

AiとKokoと…Nami…!?

Ai→門阪亜衣 Koko→門阪心咲 Nami→神倉奈海 となっていた…

Moka/萌佳

間違いない…

Moka/萌佳

この3人だ…

Moka/萌佳

早く、荷物を探し出して、
3人に連絡しなくちゃ…っ…!

Moka/萌佳

…何…ここ…?

Moka/萌佳

4階のフロアは、 歯車仕掛けになっていた。

Moka/萌佳

なんだか…

Moka/萌佳

本当に時間が止まっているみたい…

Moka/萌佳

複雑な感じ…

Moka/萌佳

Moka/萌佳

Namiはどこにいるんだろう___

Nami/奈海

Nami/奈海

やっぱり暗いな…

Nami/奈海

…ん?

Nami/奈海

何かの資料が書いてある…

私は、ファイルから資料を出し それを読み進める。

この旅館は、創立100年が経つ とても有名な旅館。 人々は、この『水籠温泉一縷荘』を 心から愛していた。

Nami/奈海

…なるほど…

Nami/奈海

歴史に残る物…だったんだ…

さらに、ページを捲っていく。

Nami/奈海

Nami/奈海

…!

なぜ、廃旅館になった理由に なったのかが、書いてあった。

Nami/奈海

…さて、何故人々が愛していた 歴史ある旅館が廃旅館になったのか。

資料は、後半へと差し掛かった。

Nami/奈海

…え…?

私は、目を驚かせて驚愕した。

Nami/奈海

Nami/奈海

旅館に泊まった人が…

Nami/奈海

次々と月幽病に…?

Nami/奈海

…あれ、月幽病って…

資料に、鍵が挟まっている。

Nami/奈海

…裏口の鍵…?

Nami/奈海

どこで使うんだろ…

Moka/萌佳

Nami〜

Nami/奈海

…あ、Moka!

Moka/萌佳

こっちは、大体探索終わったよ〜

Nami/奈海

こっちも、大分探索が進んだかな。

Moka/萌佳

あ、あと裏口を見つけたんだ。

Nami/奈海

それなら、私が持ってる鍵が合いそう…!

---地下2階---

Moka/萌佳

暗いね…

Nami/奈海

それは仕方ないよね…

Nami/奈海

…あれって、裏口?

Moka/萌佳

かもねっ!

---水籠温泉一縷荘 裏口通り---

Moka/萌佳

数日ぶりの外だ…

Nami/奈海

…みて、携帯が…!

そこには、私達の荷物があった。

Moka/萌佳

元々、外に置いてあったんだね…

Nami/奈海

そうだったのかもね。

???

…水籠温泉一縷荘に
迷い込んだ少女2人は
無事、脱出成功…か。

???

???

…閲覧者の皆様
ごきげんよう。

???

私は、この世界の創造主…
と、言っても過言ではないですね。

???

…え、誰か分からない?

???

この話の2シーン目に
ちょっと出演しています。

???

???

…おっと、今度は
1人の少女が『神代神社』に
迷い込んだみたいですね…

???

それでは、ごきげんよう…

???

次回に続きます…

Nami&Moka視点 水籠温泉一縷荘 [完]

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