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どうも。
この作品では グルッペンとトントンさんの二人です。 トントンさんが自✗してしまう夢を見てしまうという悲しいグルッペンさん。 ではどうぞ
グルッペン
グルッペン
トントン
トントン
フェンス越しにかおをあわせる。 俯いた瞳。 落ちついた瞳孔。 ハイライトの消えた瞳。 あぁ、これが絶望。
グルッペン
トントン
トントン
トントン
逝かないか?
グルッペン
トントン
グルッペン
トントン
グルッペン
ぐしゃり
微かに聞こえた音は 彼が地面に打ち付けられる音。 まるでそれは夢のようだ。 嫌夢じゃなくちゃ嫌だ。
怖い。
顔を滴る汗。 朦朧とする意識
逝かないかなんて言って、 結局はおいていくなんて だいっきらいだよ。 ばーか。
恐る恐る俺はフェンスを登って下を見れば
打ち付けられて二度とは開かぬ瞳。 途中に何処か当たったのか ぽたりと滴る血。 二度と動かない。 血がついて滲んだアスファルトがその現実をおれに叩きつける。
グルッペン
グルッペン
おいていかんで。
後ろから声がすれば、背中を押され気づけば近づく地面。 アァ、これがトントンのみた 光景だ。 あぁ最高だ。位置はずれてるのに流れる血にアスファルトはにじんでは美しく見える。あぁ、これが見てみたかったものだったんだな。生命が亡くなる時こんな気分だろうか?。疑問も今はどうでもいい。
まるでスローモーション。
ぐしゃ、と音がすれば酷く痛む体。彼が手を差し伸べる。 瞳を閉じて手を掴もうとすれば声が聞こえる。
起きろ。時間やで。
グルッペン
トントン
トントン
なんだ。夢か。あまりにリアル。彼を何かが囲めば血がダラダラと滴る。 まばたきをすれば消える。 あぁ、寝惚けているんだな。やはり寝ていた
トントン
トントン
トントン
グルッペン
トントン
トントン
トントン
グルッペン
5ヶ月たったある日。
その日は来た。
トントン
グルッペン
グルッペン
トントン
ふらりとしてかれは後ろに沈む。
俺は戸惑ってフェンスに登り 真下へ落下した。 あぁ、彼は腕を広げている。 彼の胸に飛びつけば 彼が目を閉じ、此方も瞳を閉じて音がするのを待つ。
自分だけ
生き残ってしまった