ニキ
朝飯なにー?
やっと寝室から出てきたニキは、伸びをしながらリビングに入ってきた
しろしんせんせー
ニキ
しろしんせんせー
トーストとスープやで
しろしんせんせー
ニキ
僕のことわかってるねw
しろしんせんせー
はよたべww
ニキ
じゃあ、いただきまーす
しろしんせんせー
会話がなくても、同じテーブルを囲んでこうやって同じ時間を過ごせるのが幸せだと思う
しろしんせんせー
しろしんせんせー
ニキ
ぼびー食べないの?
いつの間にやらジッと見つめていたらしく、不思議そうな顔を向けられてしまった
しろしんせんせー
あぁ、お前のせいでトーストもスープも冷たなってしまったやん……
ニキ
また、帰ったら仲良ししてあげるから許して♡
しろしんせんせー
内心嬉しい気持ちを隠しながら、茶化すように言った
ニキ
ぼびーの作る飯美味しいし
ニキ
しろしんせんせー
溜まりすぎやろww
正直、ニキの帰ってくる場所が俺のところだというのは凄く嬉しい
でも、それも身体のためなのかと思うと、チクリと心の奥が痛むような気がする……
ニキ
しろしんせんせー
ニキ
甘い声で囁かれて、思わず顔が赤くなるのを感じた
しろしんせんせー
はっきり言われんのはなんやはずいな//
ニキ
しろしんせんせー
りぃちょからLINEや
ニキ
しろしんせんせー
ニキ
それで、ぼびーどうするつもり?
気のせいか、ニキの声が少し低くなったような気がして顔を見るが、少し笑ったような表情のままだった
しろしんせんせー
しろしんせんせー
俺も今日は暇やし、遊んでくるかなぁ
ニキ
……あまり遅くならないようにね
しろしんせんせー
まぁ、どうせ飯行くとか買い物とかやろ
ニキ
心配だから、ちゃんと連絡してね
少し真剣な顔でこんなふうに言われると、大事にされてるかのように錯覚してしまう
しろしんせんせー
しろしんせんせー
ニキ
返事は?
黙っている俺の横に、いつの間にか移動さていたニキは、俺の頬に手を添えながら至近距離で見つめてきていた
唇がすぐにでも触れてしまいそうな距離にドキドキしてしまう
しろしんせんせー
しろしんせんせー
ニキ
しろしんせんせー
わかった
どこ行くか決まったらちゃんと連絡する//
なんとなく恥ずかしくて、耳まで赤くして顔を背けてしまった
ニキ
いい子♡
約束だよ?
ニキ
チュッ♡
優しくて甘い声で囁くように言って、頬に軽くキスをして離れていった
しろしんせんせー
彼氏力高すぎん?///
ニキ
でもまぁ、僕は恋人はめっちゃ大事にするタイプよ?ww
しろしんせんせー
セフレな俺にもこんななんやもんなw
茶化すように言う俺に、ニキは少し表情が曇ったような気がした
ニキ
しろしんせんせー
俺らはそういう関係やろ?
ニキ
ま、とりあえずあまり遅くならないこと
何かあったらちゃんと連絡すること!!
しろしんせんせー
子供やないんやから大丈夫やってww
しろしんせんせー
ニキ
じゃあぼびー、僕行ってくるね
しろしんせんせー
いってこい
焦って出ていくニキの背中を見つめながら、さっきの表情が何だったのか考えた
でもいくら考えても分からない
しろしんせんせー
しろしんせんせー
しろしんせんせー
りぃちょ
りぃちょ
しろしんせんせー
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
しろしんせんせー
しろしんせんせー
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
しろしんせんせー
しろしんせんせー
りぃちょ
どういう心境の変化?
りぃちょ
しろしんせんせー
秘密やなww
りぃちょ
今日は絶対ききだしてやるー
しろしんせんせー
しろしんせんせー
どこ集合?
りぃちょ
りぃちょ
しろしんせんせー
りぃちょ
しろしんせんせー
しろしんせんせー
りぃちょ
じゃああとでね
しろしんせんせー
しろしんせんせー
準備も終わったしいくか
しろしんせんせー
話せるわけないやんなぁ……
しろしんせんせー
この時の俺は、りぃちょがこういうことに関してはやたらと感がいいということを忘れていた