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山川 澪旺

…っ

山川 澪旺

( なんでここに…?

片瀬 萌愛

…先輩に呼ばれて───

片瀬 萌愛

( さっきの…嘘だよね?

越前 冬花

ふふっ

山川 澪旺

( は?なんの笑いだよ

山川 澪旺

どういうつもりだ

越前 冬花

現実を見せてあげようと思っただけよ

山川 澪旺

萌愛!

片瀬 萌愛

はい…

山川 澪旺

今日一緒に───

片瀬 萌愛

今日は先約あるので…

山川 澪旺

そっか…

山川 澪旺

( 好きな奴か…

越前 冬花

( このまま離れちゃえばいいのよ

重い空気のままチャイムが鳴り教室へ戻ることになった───

- 放課後 -

萌愛の教室を覗くが萌愛の姿はもうなかった───

越前 冬花

澪旺──

山川 澪旺

あ?

越前 冬花

一緒に帰ろ?

山川 澪旺

なんでお前と帰らなきゃいけねぇんだよ

越前 冬花

たまにはいいじゃない

山川 澪旺

寄るとこあるから無理

越前 冬花

ねぇえ?

山川 澪旺

なんだよ!

越前 冬花

私はいつまででも待ってるわ

山川 澪旺

しつけぇ

そう言い放ち学校を出る

- 1週間後 -

あの日以来澪旺を避けて来た

「誰でもよかったって言ったろ」

澪旺のことを考える度にその言葉がよぎる───

私が告白したら誰でもいいから付き合うのかな?

と、思ってしまったりした───

この一週間毎日学校に来ているようだ

片瀬 萌愛

( 仕事…大変なんじゃ…

越前 冬花

片瀬さん

この人は嫌いだ───

私と澪旺を一緒にさせないようにと色々仕向けてくる

片瀬 萌愛

あの…私

越前 冬花

…澪旺みなかった?

片瀬 萌愛

見てません!

片瀬 萌愛

帰るので失礼します

軽く頭を下げて教室を出る

片瀬 萌愛

…っ!

山川 澪旺

よ!

片瀬 萌愛

…あ、冬花先輩が探してましたよ

山川 澪旺

…どうでもいっ───

フラッ───

トンッ!

えっ?///

山川 澪旺

悪い…ちょっとだけ…

片瀬 萌愛

…うん///

やっぱり好き…///

片瀬 萌愛

( ん…?ちょっと熱くない?

片瀬 萌愛

澪旺…?

山川 澪旺

ん?

片瀬 萌愛

体調…悪い?

山川 澪旺

これくらい…大したこと…

ガクッ───

片瀬 萌愛

澪旺…?

山川 澪旺

ハハッ…だせぇな…

片瀬 萌愛

一緒に帰ろ…?

山川 澪旺

好きな奴…いんじゃねぇの?

片瀬 萌愛

うん…///

片瀬 萌愛

( 好きな人澪旺だもん♡

山川 澪旺

でも…今日はそいつから萌愛借りるわ

借りるも何も… 私の好きな人は澪旺だよ? って言えたらいいのに───

具合が悪い澪旺を支えながら帰り あっという間に澪旺の家の前──

片瀬 萌愛

澪旺?ちゃんと寝てね?

山川 澪旺

ああ…

片瀬 萌愛

澪旺も具合悪くなるんだね

山川 澪旺

( この1週間ほとんど寝ずにいたからかな?

山川 澪旺

まあな…

片瀬 萌愛

家入ったら熱測って暖かくしててね?

山川 澪旺

ああ…

片瀬 萌愛

じゃあ私は帰っ───

えっ…?///

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