聖なる夜に思いをはせて

w

ホントはついてきてほしかった… なんて言えない そんなのよくばり

外は暗いそして寒い でも、それでもあの場所に 居るのは辛かった 少し昔のことを思い出して しまったから

現在クリスマス 町中はカップルで溢れかえっている 正直邪魔くさいが 今の状況でいうと多分僕が少数派 クリスマスに一人で歩いてる やつなんてって多分思われている

今日は予報だと数年ぶりの ホワイトクリスマスになるらしい 田舎だと毎年クリスマスは雪が 降っている だがここはコンクリートまみれの 都会 雪なんてめったに降らないし 多分今年も降らない

人肌恋しくなる寒さ 現在夜の９時 そそくさと調子を直しながら みんなのもとに帰ろうとした そのとき…

雪だ…ほんとに降った… 海月が東京に来て2回目の 雪 田舎よりは全然綺麗な雪じゃない 前の時はそんなこと思ったっけ… でも ふわりふわり落ちてくる雪を照らす イルミネーション 今は綺麗としか 思えない そんなことを思っていると 都会に海月は染まったんだな 少しの笑みをこぼした時

ポカリと心に穴を感じた 何かが足りない みんなと雪を見れてないこと？ それともリア充まみれの中 都会の雪を見て 笑みをこぼしているこの状況？

…いや考えるのをやめよう また余計なことを思い出しそうだ 自分の記憶から消した でも消えきれないかけがえのない 思い出 思い出すと泣きそうで 立ち上がれそうになくて

この弱っている僕のことを 抱きしめてほしい 雪で余計体は冷たくなり ホントに寂しい

誰かわかるまでにそこまで時間は かからなかった 一番会いたくて一番会いたくない人

雪で冷え切った体に広がる温かい 人の温もり 自分より低い雪の身長が 今は大きく感じる

東京に引っ越してきた頃の話だ 田舎から抜け出したいと思い あえて東京の高校を受験した そしたらうっかり受かってしまって 上京してきた。 そこで出会ったのがあの4人 出身地はみんなバラバラだし 性格もあまり似てない そんな4人の中に １人とても変わった子がいた それが雪

何で別れたんだっけ 覚えてない でも今、付き合っちゃいけないってことは分かる

あ、海月がふったんだ そんなことも忘れてた だとしたらなんでふったんだっけ 思い出せない

自分から振ったのに また付き合おうなんて 虫が良すぎる だか、 この思いはずっと隠したまま