俺の目の前には、ボロボロな日記 クローゼットの奥底にあった物。 内容は、壮絶なものだった。 見たことを、 後悔してしまう程。
翠
ぇ…、
4月18日。 今日は、俺の誕生日でした。
桃
晴れて13歳になりました。
桃
その夜、お兄ちゃんに呼び出されました。
桃
なんの警戒もなしに行きました。
桃
それが、間違いだったのかもしれません。
桃
その日、お兄ちゃんに犯されました
桃
これは強姦というのでしょうか。
桃
気持ち悪かったです。
桃
兄が、こんな人だとは思いませんでした。
桃
誰かに言うともっときついキツイことをする、と言われました。
桃
だから俺は誰にも言えませんでした
桃
色々な気持ちがぐちゃぐちゃになって、感情がわかりません。
桃
その日から、兄に暴力や強姦をされるようになりました。
桃
ある日、なにか糸がぷつんと切れてしまいました。
桃
その日から、なにをされてもなにも思わなくなってしまいました。
桃
朝起きたら、兄が死んでいました
桃
凶器は料理場にある包丁でした。
桃
兄は爪や指が一つ一つ切られた後がありました。
桃
あれも、なくなってました。
桃
でも、俺は悲しみを覚えませんでした。
桃
それより、なにか解放されたような気がしました。
桃
とても、嬉しかったです。
日記の最後のページにあるものがあった
翠
爪…?
血塗れの、生爪。
桃
なにしてるの?
翠
らんらん、?
桃
ただいま。(笑
桃
それ、見た?
翠
…見てないよ。
今は、これでいい。
この関係を、崩したくない。
桃
そっかっ!(笑
その笑顔には、 なにか暗いものがあった。 もう、この子の瞳は戻らないのかな
翠
ねぇらんらん。
翠
らんらんは、人のこと、嫌い?
桃
…嫌いだよ?
翠
そう、…
翠
じゃぁ俺も嫌いっ!(笑
らんらん以外の人は、 大嫌い
神髄 玩恋
雰囲気暗。
神髄 玩恋
次の作品は煽り魔だから。
神髄 玩恋
そこんとこよろしゅう