葉月
(元気にしてるかな…?)
葉月
(心配だなぁ)
ガチャ
葉月
ただい…
皐月
お姉ちゃん!
葉月
わッッ、皐月、大きくなったね
李生
あ、姉ちゃん、
葉月
おお、李生、久しぶり、髪色また変えたね~
李生
うっせ
南月
あ、姉さん、
葉月
南月…
南月
ねぇ、まだやってるの?
葉月
そうだけど…
南月
やめなって言ったじゃん
南月
デビルハンターなんてやってても、
南月
どーせ、タヒぬだけだから
皐月
ちょ、南月、
南月
来年は姉さんも受験生でしょ
南月
いい加減やめなよ
葉月
南月、いいの、
南月
良くないッ
皐月
ま、まあ、とりあえず上がって(汗)
葉月
うん…
いつからだっけ?
こんなに南月とギクシャクし始めたのは
お父さんはいなくて、
私達を育ててくれていた、母さんは、
私が10歳のときに亡くなって、
どーしても、仕事がなくて
民間のデビルハンターになって、
少し、稼げるようになって、
学校なんてやめて、一日中悪魔狩り
13歳のときに、少し、上の立場になって
狼の悪魔と契約して、
15歳のときに世界政府公認デビルハンターになって
給料も、最初の頃とは、
比べ物にならないくらいの、お金をもらって
兄妹たちは、皆、学校にも通わせた
だけど、南月は納得してなかった
南月は末っ子で、少しわがままな、時もあった
だけど、これは相当で
今になっても、身を引かない
『南月!わがまま言わないの!』
『わがままじゃないもん!』
『デビルハンターなんてやめようよ!』
『駄目でしょ!デビルハンターはお遊びじゃないし』
『飽きたんでやめます、なんて言えないんだからね!』
『なら、私が言いに行くから!』
『お姉ちゃん、南月ッッ!』
そして、その後、
私の長期任務が決まり、家を出ていった
葉月
わ~、私の部屋だ、懐かし
葉月
.....
本当はこの部屋も、
もっと、明るくて、
私と、皐月と、李生と、南月で
ゲームしたり、
ゴロゴロしたり、楽しかったのに
葉月
…この部屋、
葉月
こんなに広かったんだなぁ
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