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ある日彼女にそっくりな奴が転校してきた
席は空席の僕の隣の席
驚いた
声色も顔も性格も 全て彼女に似ていた
生まれ変わりかとも思った
生まれ変わりだとしても今の彼女に僕は見えない
だからもう諦めていた
だけどアイツは放課後、話しかけてきた
Yura_
Ritu_
Yura_
Ritu_
Yura_
Ritu_
Yura_
Yura_
Ritu_
急に出てきた''ソイツ''は
あの時と同じ言葉で僕を褒めてくれた
その後もソイツは何かと理由をつけて放課後、 僕に話しかけてきた
正直やめて欲しかった
キミの顔を見るとあの時の事を思い出すから
救えなかった罪悪感と責任感が 押し寄せてくるから
キミが笑う度に 僕は消えたくなるから
キミが僕を呼ぶ度に
Yura_
Yuri_
彼女を思い出してしまうから
わかっている
キミは''彼女''じゃない
キミはキミだ
だけど彼女と重ねてしまう自分が醜くて
僕が見ているのは''花澤柚楽''じゃない。 ''花澤柚楽''の中にある''花澤柚莉''の事しか見ていない
本物の彼女だったらいいのに… なんて何度も考えてはやめた
自分がどんどん醜くなるから
キミと話す度 消えたくなった
見たくない臆病な自分が 卑怯な自分が見えてくるから
ある時言葉にしてしまった
Ritu_
昔、彼女にも同じ事を言った
だけど彼女は笑って言った
Yuri_
Yuri_
そしてキミも同じ様に
Yura_
同じ事を言った
やめてほしい
もっと突き放す言葉が欲しかった
Yura_
Yuri_
僕に救いなんて与えないで欲しい
光なんて見せないで欲しい
だけど
もう僕の側から離れないで欲しい
なんて我儘な事を考えていた
ずっと
ずっと
ずっと
彼女の事を考えていた
もう考えたくなかった
考える度大きくなる感情が
抑えきれない感情が
溢れてしまうから