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コンコン…
ドアをノックする音が、廊下に静かに響く
no
no
no
mf
入室を促され、言葉に甘えてなお兄の部屋に入る
mf
no
mf
no
mf
no
no
mf
no
mf
mf
mf
no
沈黙
no
その沈黙を破ったのは、なお兄だった
no
no
mf
なお兄の声が、徐々に震えていく
no
no
no
no
mf
mf
その夜、俺はなお兄の部屋に泊まった
no
mf
わざとそう言ってるのがわかって、辛くなる
mf
no
no
来もしない「明日」
少しでも気を紛らわそうとして
no
俺には、その「おやすみなさい」が
「さようなら」に聞こえた
mf
mf
目を開けると、白と青で飾られた天井が目に入る
すぐに、なお兄に視線を向けた
no
死んでいるかのように眠る彼
いや、違う
本当に死んでいるんだ
そっと、その真っ白な頬に手を伸ばす
冷たかった
mf
意味のない言葉が口から漏れる
俺は、彼の……美しい、芸術品のような死体を抱きしめ
声も出せずに泣き続けた