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崩壊した本丸は着々と 元の姿を取り戻し 再び季節は巡る 少女は一人寝床から上体を起こして 文を認める
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
審神者
そこで刹那は筆を置き 書いた文を丸めてごみ箱へ放る
乱藤四郎
こんのすけ
審神者
審神者
審神者
こんのすけ
乱藤四郎
乱藤四郎
審神者
乱藤四郎はそっと刹那の元へ近付き、耳を膨らんだ腹部に当てる
乱藤四郎
こんのすけ
審神者
こんのすけ
乱藤四郎
審神者
審神者
乱藤四郎
審神者
こんのすけ
審神者
刹那は乱藤四郎とこんのすけを 抱き寄せる
審神者
乱藤四郎
こんのすけ
審神者
審神者
こんのすけ
審神者
乱藤四郎
刹那はそれきり苦痛に声を漏らし、次第に息を荒くする 乱藤四郎とこんのすけは 刹那に寄り添い、声をかけ続ける
こんのすけ
乱藤四郎
刹那の声は出産の痛みを堪える 呻きへと代わり 本丸内が慌ただしくなる 医者が到着したらしく聞こえる声も多くなる
審神者
感覚が遠くなる 刹那の耳には物音一つ聞こえない しかしふと右手が優しく握られる感覚
稲葉江
愛しい人の声 刹那は静かに頷く 本丸に、産声が響いた
乱藤四郎
こんのすけ
刹那はその声に応える事は無かった
目を覚ます 何処までも続く桜並木 優しく頬に触れるそよ風 そして、目の前に立つ影の様な立ち姿
審神者
審神者
稲葉江
刹那は迷いなく駆け出す 愛しい温もりが刹那を覆う
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
審神者
稲葉江
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
優しく差し出された手をとる 刹那に無垢な笑顔が戻る 桜並木の下を 二人は静かに進んで行った
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
乱藤四郎
乱藤四郎
乱藤四郎は静かに 腕に抱いた赤子の名を呼んだ
『コイワズライ』[完]