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ヂリリリリリリリリリ!!ヂリリリリリリリ!!

カン カン カン カン カン!!

....

少女

あ...れ...?

私は騒音が鳴り響く中。目を覚ました 何時もとは違う景色、血に染る窓の外。 一体何がおこっているの...?

少女

い、嫌だ。何で...?

窓の外を見ると 武装した人が、次々と... 友達を、村の人達を酷たらしく殺している姿が見えた

少女

パパとママを探さなきゃ...

震える声と手足。 少女は勇気を振り絞って玄関に向かう

キィィィィ

少女

ヒッ

ドアを開けて辺りを見回すと、 一面に広がる誰かの血。 足元を見ると誰かの腕が転がっている

少女

...違う、パパとママの腕じゃ...ない...

少女

こんな腕時計...持ってなかった...

親ではないと少しだけ安堵する少女

少女

....私って...最低だ...死んでる誰か...ごめんね

そう言って彼女は涙を流し、 近くにあった布団をそっと誰かの腕に被せて部屋を出た

少女

う...あ....?

外に出ればそこは血の海。 人々の屍がゴロゴロと転がっていて 敵みたいな人が沢山いて 凄く...凄く怖い

少女

っ....ガクガク

震えながらも、 みんなを殺した兵達に見つからないように ひっそりと、親を探す ....すると

何者だ!

少女

!!

見つかった

少女

いやっ...いやぁっ!

少女は必死に走る。途中で転びながらも ココで死んだら二度と、もう 両親と会えない、大切な人と会えないかもしれない せめて、誰かに会いたい その一心で。少女は走り続ける

少女

はっ...はぁっ..!

待てお前...このっ!!

少女

やだ...っわたし...っ!

その時、私の走っている方向に 見慣れた背中

少女

ママ!?パパ!!

お母さん

!!....え...っ?!

お父さん

来ちゃダメだ!

少女

やっと会えたのに?!
どうし...て...

グシャッ

お父さん

ヴア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!

少女

え....ぱ..ぱ?

ぐしゃっという気持ち悪い音と共に パパの腕が落ちる

誰か

ハハハハハ!美しい!

それをしたであろう悪人は とても楽しそうに笑っていた

お父さん

逃げ...ろ!

少女

い、いや!パパが...

誰か

うるさいですよ

ザシュッ

お父さん

ヴッッ...

次は喉を切られてしまう

お母さん

あなたっ!

お母さん

何で...何でこんな事をするの?!

誰か

だから、静かにして下さいって...

誰か

言ってるでしょう?

そう言うとアイツは剣ではなく 手から魔法のように風の刃を出して ママの腕を切った

少女

なっ?!

お母さん

あ"あ"ッッ?!

少女

ママ...パパ....!

少女は泣き崩れた。 実の親が目の前で殺されかけている そんな状況で立っては居られなかった

お父さん

っ...ゴホッゲフッ[血を吐く]

少女

あ....あああ....

誰か

うーん、腕以外のパーツは綺麗ではない
要らないんでもう殺しましょうか

そう言うと奴はパパに近づく

少女

!!....ダメ

その瞬間少女の体は動いた。 突発的に、ただ、その人達を守りたいという思いで

私は奴の前に、2人を庇うように立つ

少女

やめて....パパとママを...殺さないで....

お母さん

ダメよ。貴方だけでも...たすかりなさい!

誰か

おやおやコレは。

誰か

他の親は我が子を見放し、子は実の親を見放し....と

誰か

家族の関係という物は崩壊していましたが...

誰か

貴方達は素晴らしい愛をお持ちのようですね

お父さん

ギュッ

パパは力を振り絞って立ち上がると 私を抱きしめ、 奴を睨んだ

誰か

...ふむ。なるほど...

やっと追いついたぞ!観念しろ!

少女

?!あっ...

さっきの兵が....やって来た....

誰か

私は今考え事をしているのです
黙ってください

誰か

?!あ...こ、これは失礼しました

...どうやらこの人は偉い人らしい...

誰か

....おい、そこの女。

お母さん

何よ。この子は殺させないわ!

誰か

違いますよw

お母さん

じゃあ何...?

誰か

親2人の命、子1人の命、どちらか選びなさい

誰か

選んだ方を生かして差し上げます

お母さん

ほ、本当...?

誰か

私、嘘はつかないので

その言葉を聞いてママとパパは 顔を見合わせ....覚悟を決めたようにママが口を開く

お母さん

もちろん...この子よ

誰か

ふふふ....すばらしいですね。では...

グシャッ

少女

あ....ああ....いや、いやだ...

コレは悪い夢。そう、悪い夢だ... 終わって...お願いだから...はやく....この夢からさめてよ!

ーーーて

起きて!

少女

っ!

少女

はぁっ...はぁ...

....夢?

お母さん

大丈夫?凄くうなされてたのよ...

目の前には心配そうに私を見つめるママが居た。 そうだ、私は確かココで昼寝をしていて...

少女

うん、大丈夫だよ

あぁ、良かった

少女

(あれは...悪い夢だったんだ。)

お母さん

あっ、そうだ。今日はね、私の友達が来るの

お母さん

美味しいご飯を持ってきてくれるそうよ

少女

ほんと?!やったぁ

ピンポ-ン

お母さん

噂をすれば...

お母さん

お父さーん出てー

お父さん

ああ。分かった

ガチャっと言う音を立てて扉が開く。 そこには...

波瑠

あ、こんにちは。旦那さんですか?
波瑠と申します!ニコッ

少女

ゾワッッ

夢で見た腕時計を付けた女の人がいた

少女

な....なんで...

お父さん

?どうしたんだ

少女

い、いや。何でもないよ

波瑠さんはとっても優しい人で 後ほど一緒にご飯を食べた。 家は遠いので今晩泊まっていく事になったのだが... 私はどうしても夢の事が気になってしまう

確かあれは夜.... 今晩もしかして夢で起きた事が....?

時は過ぎて現在時刻 午後8:00

お母さん

おやすみなさい。2人とも

お父さん

俺たちは会議に呼ばれたから
ちょっと行ってくるな

少女

!!....い、嫌だ。行かないで

出かける?そんな... もしもコレが夢と同じなら....

お母さん

大丈夫よ。すぐ帰るから...
それじゃあ行ってきます

パパもママも出て行ってしまった...

少女

あ.....っ...

波瑠

大丈夫?お父様とお母様はすぐ帰ってくるわ

少女

....うん(大丈夫。コレは夢とは違うはず)

波瑠

それじゃあ私はココで寝るから。
おやすみ

波瑠さんは私に優しく微笑んで寝室に行くように促した なので私はしょうがなく寝室に行った

夜の10:00

少女

...外...見てみよう

私はまだ寝ていなかった。 気になってしまって... 夜になったのでチラリと窓の外を見て確認する。すると

少女

っ....!!

少女

兵隊が沢山....

助けてくれぇっ!

キャァァァァァァァァ!! 嫌だ!死にたくない! こコイツならやる!だから俺は...ヴアア!!

ママァ、パパァ!! ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッッッ!!

少女

あ...あ....っ...

夢と同じだ

私は急いで波瑠さんの部屋を確認する

波瑠

辞めてくださいッッ!!

辞めるわけないだろう。コレは戦争なのだ

私は夢よりも早い時間に起きているから まだ波瑠さんは死んでいないのだ。 でも、このままだと...殺される...

少女

っ....!!

私は近くにあった鎌を手に取り、 思いっきり敵の背中を切りつけた

グッ?!うあ゙あ゙っ!

少女

波瑠さん!大丈...夫....

波瑠

....ッ

波瑠さんの胸に剣が刺さっている

少女

波瑠さんっっ!

波瑠

あ、はは....ごめんね。かっこ悪いね...

波瑠

お父さんとお母さん...大切に...してね..

波瑠さんは直ぐに息途絶えてしまう 救えなかった...

私は少しでも結末を帰るために 急いで...ママとパパの元へ向かう

少女

パパ!ママ!

誰か

?....あらあら。子供ですか?

パパとママが殺された場所に行くと、 まだ姿はなくアイツが立っていた

少女

っ....パパとママを殺した...人....

誰か

殺した?

誰か

何故です?

少女

悪夢を見たの。貴方とよく似た人に、
パパとママが殺される夢を

少女

だから、私の親じゃなくて私を殺して!

誰か

なるほど....面白い。

誰か

ですがそれは無理な話です

少女

!?何で...

お母さん

ーーー!

少女

え...ママ...パパ....

お父さん

大丈夫か!

お母さん

怪我は?!

直ぐに駆け寄って来て、 2人は私を守るように抱きついて、アイツを睨む

誰か

ふむ...確かに美しい親子愛...
と言うやつですねw

少女

ママとパパは殺さないで!

誰か

それは出来ませんねぇ...
私、貴方が欲しくなっちゃいました♪

少女

....え?

グシャッ

少女

あ....

お父さんとお母さんの頭がはねとぶ なんでコロされたノ?わかんないよ 私はどうすればいいの?何もできなかった...

少女

あ....あは....

涙が溢れ出て止まらない。 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ.... 夢だと言ってよ。

少女

コレは夢...悪い夢....

....

永遠にさめる事はない

ヨル

タップお疲れ様です!

ヨル

ついつい長くなってしまった☆←

ヨル

気に入ったんなら良いね、コメント
宣伝とかよろしくな♡((キッショッ

ヨル

それでは皆様〜

夜乙!

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最高(*`ω´)b

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