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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 世界観めちゃくちゃファンタジーです( ᐛ )⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 多少の暴力表現注意⚠️
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“それ”はほんの些細な違和感から始まった。
ある日突然、友達の言葉がワンテンポ遅れて聞こえた。
風が吹いたはずなのに、髪が靡くのが一瞬遅れた。
自分の手のひらが、自分の存在を追い越して行くような感覚__。
すち-静緑ノ時
冗談めかして自分で言うその言葉に、どこか本気の苦笑が滲んでいた。
静時すちは、時間の流れを操る“契約者”。
緑の契印は、胸に浮かぶ歯車の紋様。
時を止め、流し、遡る。
その力は圧倒的で、戦いでは味方の切り札でもあった。
だが__代償は明確だった。
『寿命が削られる』
『そして、“世界とのズレ”によって、自らの存在が消えかける』
いるま-感律者
いるま-感律者
いるま-感律者
そう言って声を掛けるのは、紫縁いるまだった。
すち-静緑ノ時
へらりと笑うすちに、いるまは睨むような目を向けた。
いるま-感律者
いるま-感律者
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
だがその目には、一瞬、静かな影が差していた。
俺の時間は、子供の頃から“止まっていた”。
母
父
すち-静緑ノ時
父
すち-静緑ノ時
両親の喧嘩、それによって、妹とは別れ、笑顔の裏で崩れていく日常。
“変わらないで欲しい”と願ったその瞬間、俺の中に時間の契約が芽生えた。
すち-静緑ノ時
それが分かったからこそ、俺は“今”にしがみついた。
誰かが笑っている今。
仲間が並んでいる今。
この瞬間を、永遠にしたかった。
《時還ノ廻輪(じかんのかいりん)》
彼の究極の契約技。
止めた時間の中で、自分以外の存在を操作し、結果だけを書き換える“時間干渉”の禁術。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
だがそれは、確実に“今”の彼を削り取る。
すち-静緑ノ時
独りごちるその声に、誰の声も届かない。
それでも俺は笑う。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
その想いが、過去に囚われるらんを少しだけ前へ進ませ、
未来を切り捨てるみことの横で、現在を繋ぎ止める。
“過去”でも“未来”でもない__“今”を守るために。
ある夜、なつがぽつりと言った。
なつ-焔影
俺はいつも通り、明るく笑って返した。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
その笑顔の裏で、俺の手は__微かに透けていた。
第5話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡60
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コメント
2件
神ですねぇ、