A
僕と…
A
付き合ってください!
優里奈
ごめんなさい…
昔から、これは日常だった
1週間に1回は、告白。
小学校2年生の頃になると、
学年の男子はほとんど、
私に告白し、
仕舞いには、18度目の告白に立ち会うことだってあった
もううんざり…
でも、そんな中でも、告白してこないやつが1人いる
幼馴染の健人。
最近は、あまり関わったこないけど…
え?
なんでそんなにモテるのかって?
じゃ、順番に話していくよ
あれは、私が幼稚園だった時のこと_
優里奈
その日は暑い夏だった
優里奈
幼稚園は、お休み
優里奈
夏休みだからね
優里奈
そんな中私は、お使いに行っていた_
優里奈(幼稚園の頃)
暑いなあ
優里奈(幼稚園の頃)
こんなんじゃ、溶けちゃうよぉ
優里奈(幼稚園の頃)
誰か、荷物もってぇー
?
大丈夫かい?
優里奈(幼稚園の頃)
?!
優里奈(幼稚園の頃)
だあれ?
?
荷物、重いの?
優里奈(幼稚園の頃)
うん!そうなの
優里奈(幼稚園の頃)
暑くて、ゆりな、溶けそうだよぉ
?
じゃあ、おじさんが持ってあげようねえ
優里奈(幼稚園の頃)
ありがとう!
優里奈
今思えば、怪しいおっさんである
優里奈
まぁ、私は純粋な幼稚園児だから、そんなこと思わなかったんだけどね
優里奈
でも、不思議なことに、おじさんの顔は全く覚えていない
優里奈
なんでだろ?
優里奈
ああはいはい、
優里奈
話の続きね!
優里奈
その後、私の家までなぜか送り届けてくれたおじさんは、
優里奈
謎のセリフを残して帰って言った
優里奈
というより、消えてしまったという方がいいかな?
優里奈
私がお礼を言おうとしたら、いなくなった
?
それじゃあね、ゆりなちゃん
優里奈(幼稚園の頃)
うん!
?
ところで、ゆりなちゃんは重い荷物を持つ時とか、
?
誰かに助けて欲しいなって
?
思う時はない?
?
そんな時、誰か一人、いつまでも助けてくれる人を見つけ出す能力をあげるよ
優里奈(幼稚園の頃)
なぁに、それ?
優里奈(幼稚園の頃)
もしかしてゆりな、プリニュアになれるの?
?
プリニュアより、もっといいよ
?
これから君は、たくさんの人に告白される
優里奈(幼稚園の頃)
??
?
その中で1人、一生支えてくれるパートナーを探すんだ
優里奈(幼稚園の頃)
パートーな?なにそれ
優里奈(幼稚園の頃)
ゆりなわかんないよ
?
時が来れば分かる
?
じゃあね
優里奈(幼稚園の頃)
ばっばーい
優里奈(幼稚園の頃)
(あ、そうだ、お荷物持ってくたから、お礼しなきゃ!
優里奈(幼稚園の頃)
おじさん、ありが__
優里奈(幼稚園の頃)
あれ、いない?
優里奈(幼稚園の頃)
変なのぉ
優里奈
とまあ、こんな感じ
優里奈
色々謎なところはあるんだけど
優里奈
とにかく、それから、やたら告白が多くなった
優里奈
家に押しかけてくるやつもいた
優里奈
幼稚園児だよ?
優里奈
ありえないっしょ
優里奈
でも、うちの両親親バカでさー
優里奈
ゆりなちゃんは可愛いからねえ、って
優里奈
全然相手にしてくんないの
優里奈
おかしな話だよ
優里奈
いつも真面目なおばあちゃんでさえ、
優里奈
優里奈は可愛いからねって
優里奈
みんなどうしたって感じ
優里奈
それに告白してくるやつ、駅だろうが、みんなの前だろうが関係なし
優里奈
まぁ、今ではなれたけど
優里奈
そんなあたし、もうすぐ高校
優里奈
というか、受験も終わったから、今行くところ
優里奈
今日は、快晴!
優里奈
こんな日はいい_
A
告白日和ですね!
優里奈
?!
優里奈
お前は冒頭のA!
優里奈
(こいつ、めんどくさいんだよな
A
好きです!
優里奈
ハイハイもーわかったから!
A
じゃあ、付き合ってくれますか?
優里奈
んなわけねーだろ!
優里奈
もう!
タッタッタッ
優里奈
はあ、やっと逃げれたよ
優里奈
あんな風に、言葉荒くても来るんだよなぁ
優里奈
初めの方は、チヤホヤされて、嬉しくて、
優里奈
私は、清楚なモテモテ美女!
優里奈
みたいな感じだったけども、
優里奈
めんどくさくて、そのうち辞めた
優里奈
小学校になっても続いて…
優里奈
2年のころには、学年全員にこくられて
優里奈
疲れたって感じ
優里奈
っでも__
健人
よ、ゆりな!
優里奈
(こいつにだけは、告白されない
優里奈
(でも、絶対あたしのこと好きだよ
優里奈
(分かる
健人
なんだよぉ、ブツブツゆってぇ
優里奈
(でも、その謎は解決済み
優里奈
(きっとこいつ、馬鹿すぎて能力効いてないんだよ
優里奈
で、何?
優里奈
あんた、高校こっちなの?
健人
その通り!
健人
私立、源水源高校だ!
優里奈
んなっ
なにィィィィィィィィィ?!
はるか(作者)
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