乱舞
乱舞
あの後探偵社では緊急会議が開かれた
内容は翠嵐の事
芥川、マフィアの事
そして
僕について
状況を整理すると翠嵐は目覚めるか目覚めないかは 微妙な所らしい
与謝野先生の異能力を使えば怪我は治るけど
その前の工程、重症にする時に死ぬかもしれないらしい
その時与謝野先生は「すまないね」と言った
与謝野先生は悪くないのに
マフィアには反撃しない事に決めたらしい
とりあえず様子を見てまた何かして来たら次は やり返すと
そして3つ目の僕について
「どうして異能力を使わなかったのか」と 責められたが
賢治くん、与謝野先生が庇ってくれた
珍しい事に太宰も庇った
まぁ、人数で言ったら僕の味方はすごく少ないけど
どうせこの会議は翠嵐''以外''が怪我をしてたら 開いて居なかったんだろうな
怪我をしたのが翠嵐だったから
しかも翠嵐が誰かを庇って怪我したから
人気者が嫌われ者を庇って 怪我をしたから
その会議の後から太宰は僕を観察するようになった
僕だって元マフィアだ。視線の理由くらい分かる
もしかしてバレたのか
僕の目的が
いや、別に悪い事はない
バレたらバレたで誰も得も傷付きもしない
別に良いだろう
こんな人間が何かの為に働いてたって
翠嵐
ピッーピッーピッー
ピッー!!
遠くで聞こえる
何かの音
いきなり思い出した
蘇ってくる鮮明な記憶
嗚呼、懐かしい
このまま寝て居たい
柔らかなベットの上で
「起きるんだ翠嵐くん」
「君は~~~~~~~~~~?」
「早く起きて、~~~を~~~~だろ?」
コメント
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なっ!ま、まさか、乱舞ちゃん、、、?なのか、?!