テラーノベル
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深夜0時。
歌舞伎町の裏通りに現れた
一軒のBar。
異様な佇まいと
不思議なオーラと並行に
ネオンライトの木製看板
周りとの溶け込み感が
何処かおかしい。
そのBarに入って行くのは
一人の女性。
女性にすら、目を奪われそうになるのは
Barのお節介。
nokr .
微笑むのは、このBarのマスター、nokr。
一人で営業を営む、魅力的な男性。
et .
しどろもどろに答えるのは
Barの常連客、et。
内気な上に弱気な、だけど
色気もあり魔性さを纏う女性。
nokr .
nokr .
意地悪そうに聞く、nokr。
でも、その瞳の奥と瞳孔は
真っ暗く、何も見えない。
et .
目を逸らしながら、口を閉じるet。
nokrは、瞳の奥は変えずに
目線をetから離し、グラスへ移した。
沈黙。
ただ、それだけ。
気まづい沈黙でも
喧嘩の沈黙でも
つまらない沈黙でも無い。
沈黙は、沈黙。
それ以上の、何者でも無い。
二人だけの、二人きりの
静かで密かに異常な沈黙。
nokr .
やがてnokrが口を開き、etへ差し出したのは
橙色のカクテル。
下から上まで、グラデーションに
きらきら輝いている。
et .
nokrは、etを、先程の瞳で
じっくり見つめる。
nokr .
et .
nokr .
何か意味があるようでいて
何も無いような感じ。
nokr .
et .
昼の歌舞伎町と、深夜の歌舞伎町とは
何もかもが異なる。
例えば、昼には姿を現さないのに
深夜にだけ、開店するBar……とか。
nokr .
nokr .
et .
都合が悪いから黙るのか
何かを沈黙で伝えたいのか。
nokr .
nokr .
nokr .
nokrは、etの手に、やんわり触れる。
他の客が来ても、おかしくないのに
何を言いたいのだろうか。
et .
これが、いつもと同じで
いつもと変わらない
心だけが変化する
二人の距離感らしい。
コメント
1件
新連載楽しみにずっと待ってた🫵🏻🫵🏻🫵🏻🫵🏻🫵🏻🫵🏻🫵🏻🫵🏻🫵🏻 これは私のための小説かな?と思うぐらいどタイプすぎる。