美しい君

僕は昔から

「お前は変わり者」

「人間じゃない」

「え、きも..」

そう言われてた

小学校でも

僕の気持ち分からないくせに...

毎日そう思った

前に「綺麗」そう言われた事があった

でも、綺麗なのは僕じゃなくて僕の体だった

何回か知らないおじさんに無理やりヤられる事があった

気持ち悪くて、殴ってやりたかった

でも僕は弱かったから、そんな事できなかった

体も心もボロボロで、誰かに助けて貰いたかった

お母さんみたいに

僕を優しく抱きしめて、「大丈夫、大丈夫」そう言ってくれる人に

でも、そんな人居ないんだって

同じ人間なのに、見た目がみんなと違うだけなのに..

なんで、なんで僕は普通に生まれなかったんだろうな...

僕だって、普通に友達と遊んで、普通の生活を送りたかったのに..

「いつかジミンを愛してくれる人が現れるから、ね？」

そうお母さんが言ってくれた

そんな人、お母さん以外に居ないのに...

怖い..

僕の家はお母さんがお金を払ってくれてたから

お母さんが居なくなってお金が払えなくなった

だから家を追い出されちゃった

どうせこの人もあの人達と一緒だろ

僕に近づいてくる人は、体目当てじゃなくて、暴力を振るってくるだけの人もいる

この人は、あの人達とは違うみたい

僕もこの人みたいに普通だったら良かったのに

僕がそう言うと、お兄さんは不思議そうに聞いてきた

驚いてる

そりゃ驚くよね。喋ってた相手が普通の見た目じゃないんだから

でも、その人は僕が思ってたのと違う言葉を返してきた

...は？

何を言ってるんだ

変な人だな

僕を綺麗なんて言う人、気持ち悪いおじさんしか居なかった

こんな事言っても無駄だって分かってる

ﾄﾞﾀｯ

体が思うように動かなくなって、僕は倒れた

風邪でも引いたのかな...

(主)こんな自己満の物語に♡をくれてありがとうございます😭 ♡⇨200((おい